撤退の農村計画―過疎地域からはじまる戦略的再編
この本の帯には、次のように書かれています。
「強制的な移転や放置には反対がだが、すべてを維持するのは非現実的。
生活と共同体、国土の保全を見据えた、選択的な撤退とは。」
2008年。
当時私は県職員として過疎地域の振興を担当していました。
その時感じたのは、まさにこの本の帯の言葉でした。
過疎対策の理想は、限界集落の人口が増えて地域が活性化すること。
しかし、全ての過疎地域がそうなるのは非現実的です。
当時この本と同じ趣旨の論文「限界集落と国家百年の計」を発表し、
ブログでも「戦略的撤退」を発表しました。
ようやく私の理論を補完する書籍が出版され、
現実的な対応を進めるにあたりとても心強く思います。
「限界集落と国家百年の計」(要旨)2008年
地方分権を推進していくためには、
地方ごとに経済圏を確立し、地方の自立を図っていく必要がある。
日本では今後100年以上人口が減り続ける中で、
今ある全ての集落や自治体を存続させることは
残念ながら不可能であろう。
だからといって成り行き任せで地域を消滅させては、
国家経営にならない。
国家戦略として、山村などの持つ歴史や、文化を評価し、
国土保全、保健休養、交通あるいは食料生産などの多様な価値を評価し、
残すべき地域を選定すべきである。
そして残すべき地域を決めたなら、
地元自治体を超える大きな枠組みで、
その地域を支援し続ける必要がある。
「戦略的撤退」(要旨)2008年
日本全国を長い時間の尺度で見た場合、
日本全体の人口減少が始まった今、冷静に考えるなら
人口減少により消滅する集落が増えてくるでしょう。
人が住まなくなった場所をそのまま放置すると、
野山が荒れ、災害などの問題も生じます。
しかし、日本全体を見た場合、
一カ所だけではなくあちこちでそのような問題が生じるならば、
人が住まなくなった人里を、自然の山の姿に復元しつつ、
撤退していくことが社会的に必要ではないでしょうか。
その作業にたいして社会がお金を払うことで、
「仕事」として成立します。
それを私は「戦略的撤退」と名付けました。
マネー避難 危険な銀行預金から撤退せよ!
莫大な資金を運用して大成功している投資家というのは、「逆張り」で「チャート嫌い」が多い。
何よりも重視するのはファンダメンタルであり、トレンドではない。
トレンドが逆の動きをしてファンダメンタルが自分の有利な方向に動く場合、ますます強気に買い込んでいく。
初めて投資する人が偉大な投資家の話を聞いて失敗するのはそのためだ。
手っ取り早く儲かるような類の情報として使うべきではない。
藤巻さんの強気理由はシンプルで「そこにまともには返せない莫大な借金がある」から。
私的にはジム・ロジャーズが2004年頃「アメリカの不動産はハードランディングする」と言って、4年間、バッシングを受け続けていた時期と重ねて見てしまう。
「いつ暴落するか?」を予測するのは、限りなく難しい。金を貸す人がいる限り、先延ばしすることができるからだ。(6月のギリシャもしかり、別にあそこでデフォルトかましてもおかしくなかったわけだし。ドイツの判断次第)
日本国債が暴落もせず1000兆円突破するなんて、当てるほうが難しいだろ普通
(120円から80円に円高になってるが、10年後、チャート見直したら気にならないほどの下落じゃなかったりして。まぁそんなもん相場では普通によくある。)
藤巻さんの本は、「儲け話」の本ではなく、「資産の守り方」の本。
紹介してる投資先も「海外の金融資産」や「国債ベアファンド」など。5年間、超タイミング悪い人で3割ぐらい損した人もいるかもしれないけど、人によっては逆に儲かってる人もいるんじゃないのかな?と思う内容。
まぁ日本株だけで長期投資した人よりかは随分マシな成績で終わったような気がするんだけど。
人間は基本「聞きたいことしか聞かない」が、話してる人間の手口やクセも理解しながら参考にしないといけない。
「藤巻は間違っている」と決めつけて、にわか評論家を崇拝すると痛い目にあうかもよ。希望的観測でがっつり稼いで消えていった評論家なんて、腐るほど見てる。
過去3冊ほど藤巻さんの本も読んでる。
・藤巻健史の「金融情報」はこう読め!
・日本破綻 「その日」に備える資産防衛術
・藤巻健史の実践・金融マーケット集中講義 (光文社新書)
私的には、どの本も投資のアイデアがうかぶ内容でとても感謝している。
本書は、「日本破綻」とほぼ同じだろうと思ってスルー。ただ、藤巻さんが本書を出すことでさらに強気になっていると理解している。
100万円はないだろうと思うが、せめて5倍ぐらいインフレにはなってほしいな。
さすがに今の1000兆円を若い子に増税で押し付けるのはえげつない。ひ孫の時代になっても返しきれる気がしない。。インフレかますしかないだろ。。
Calphalon コンテンポラリーステンレスIH マルチポット24cm LR8608MPIH
母がカルファロンを薦めていたので、40%OFFならばと購入しました。
届いたときには大きい!と思いましたが、たっぷりのお湯を沸かすには底の大きさがある程度必要ですし、外鍋だけで使う場合には使いやすいサイズだと思います。また、内側の網が下に行くにつれて細くなっているため、パスタなどを茹でて網をあげる際にお湯が溢れる心配はありません。ガラスの蓋は中が見やすく、25'pのコンテンポラリー浅型両手鍋と同じサイズです。蒸しかごは深さがあるので茶碗蒸しにもいいかも。パスタだけでなくほうれん草などの葉物野菜を茹でるのにも使いたいと思います。カルファロンは日本から撤退なのでしょうか??気に入っているので大事に使います!