ワールド・フィギュアスケート 49
表紙がTHE ICEの浅田真央選手のジュピター。ポーズ、表情とも良い写真。
今回は時期的にアイスショー中心の特集号。THE ICE8ページ。レポートは八戸公演について。写真は高橋成美選手のダンスバトルの写真があったので、大阪かモリコロかもしれない。浅田選手の写真はルパンプロの一人と小塚選手とのペア、ジュピターにいずれも1ページずつ使い(ルパンプロの笑顔とジュピターの祈りの表情が対照的で良いと思います)、バトル選手とのペア、八戸での教室の写真もあるので、良く読者の需要は押さえているでしょう。続いてファンタジーオンアイスは、福岡公演の取材で、公演について8ページ、インタビュー、対談が11ページあり、分量は充実。写真も大きく綺麗な写真が多く、また倉木麻衣さんの歌う姿と荒川さんのイナバウアーの写真もあるので、見に行った人には良い記念になると思います。ドリームオンアイスも4ページと、大体細かく説明しています。以前の本誌には多かった海外のアイスショーは上海のアートオンアイス2011の3ページだけなので、適切な分量かなと思います。他にも合宿、インタビュー、ロシアの現状など、盛りだくさんで充実した号だったと思います。執筆陣は、編集部を除くと、ジャパンスポーツの田中、菅原両氏に田村明子氏、野口美恵氏、ロシア取材のタチアナ・フレイド氏、過剰な思い込みのような文章がないので、読みやすいと感じました。
残念なのは、ひとつの公演で一箇所しか取材していないのか、THE ICEのモリコロ、大阪、ファンタジーの金沢についての文章はないこと。そして、この時期に開催されたプリンスアイスワールドの東京公演も全くなし(予告があったので楽しみにしていたのですが)。前より国内のアイスショーを取り上げるのは良いと思いますが、もう少し取材を、と思います。なお、浅田真央選手は、アイスショーはTHE ICEにしか出ていないので、後は白黒のニュースに1ページ、ディズニーオンアイスと寝具会社のアンバサダー就任の記事があるだけなので、熱狂的なファンには少し物足りないかもしれません。
フィギュアスケート 美のテクニック
コンパルソリーを基礎として今日まで発展してきたフィギュアスケートだが、技の難易度を争う競技という以上に、美しさが求められる競技であることを改めて感じる次第だ。パトリック・チャンやキム・ヨナが何故あれほどの高い点数が出るのかが容易に分かる書である。
くるくる◇プリンセス ~フィギュアできらきら☆氷のエンジェル~
楽しそうですね。今はスケート・ブームですし。。。
キャラも可愛くて個性的です。
ミニゲームもあるらしいんですよ。
飽きなさそうで買う予定です♪
フィギュアスケート日本男子 Fan Book Cutting Edge 2011 Plus (SJセレクトムック No. 99 SJ sports)
この男子フィギュア本も2005年(〜2008年はDAI-X、2009〜はSki Journalより)に創刊されて以来早くも6年。これだけのロングセラーになっているのも、それだけ日本男子の活躍がめざましいことの証明。そんな彼らのきらびやかな才能や魅力が余すことなく詰め込まれています。ただ一つ、個人的に残念なのは、今年は小塚君の世界選手権の銀メダルはかなり大きな写真であちこち載っているのに、それに比べると昨年(2010年版)のは高橋選手の世界選手権金メダル&表彰台の写真が小さすぎること。日本男子初の世界王者なのに。出来れば昨年の高橋選手の金メダル&表彰台が今年の小塚君のように、もっと大きな写真で載っていて欲しかったなって、今さらながらに複雑に思ってしまった。今年の内容も本来は5つ星なんだけど、その点がマイナス1の4つです。
高橋大輔 Plus [DVD]
作品内容素晴らしいです。素顔の大ちゃんがたっぷり見れると共に、前作「高橋大輔」では演目の収録がカメラ位置などお忍びっぽい(?)プライベートビデオ感覚で今一つだったのに比べ、オリンピックのSP「eye」と世界選手権のFS「道」と、今季SPマンボの初披露だったFOIでの滑りが丸々入っているのには大満足です。権利関係とか色々あるのでしょうが、ポニーキャニオンさん有難う!!です。
一流のアスリートであるのは勿論ですが、チーム高橋の面々、長光コーチや振付師のお二人から特に彼のアーティストとしての感性の部分が大いに語られているように感じ、それがとても新鮮でもあり嬉しく拝見しました。
今後の作品も出して欲しいのであえて一つ二つ要望を言わせて頂きますと、密着ビデオっぽいNO編集?に近いのは嬉しいのですが、トロント・チャイナタウンでの食事場面など周りのお客さんの声がうるさくて聞き辛かったり、画像映り込みがとても気になりました。席をちょっとズレるなど出来なかったのかな?と思った点が一つと、インタビュアーは音楽にはあまり詳しくないのでしょうか?今季のFSプログラム作りの最初の質問で、「タンゴ」と大ちゃんが答えており「ピアソラ」とも言ってるのですが、その後の質問が「情熱的な感じ?」とかロマンティック→CCBとかチグハグかなー?と感じました。まあその反応も素で面白いのですが、哀愁とかアルゼンチンタンゴと誘導できるキーワードあれば、彼自身の口でこのFSの事をちょっと語ってもらえたのではないかなーと思いました。
最後に大輔選手へ!毎回違う役作りを見せてくれるあなたのプログラムは全く飽きませんよ〜♪(DVD見た人はみなこう言いたいでしょう!^^)