トラベラーズ・イングリッシュ 1 ハワイ編 [ 英語で旅する TRAVELERS ENGLISH 1 Hawaii ] [DVD]
今回の旅は、オアフ島・ハワイ島を巡り、
ツアーなどに参加して楽しみながらの旅です。
放送していた「ハワイ編」でゆったりした雰囲気がお気に入りですが、
DVDでは「オアフ島」の映像を編集で少々割愛、
「ハワイ島」の映像では編集で大きく割愛されているのが残念です。
ジャケットの裏面に「イルカと一緒に泳いだり」とありますが
全く収録されておりませんでした。これは宜しくありませんね。
おそらくDVDの収録時間が先に決められており、
それに合わせて編集しているみたいですね。
「オアフ島」では林さんの料理の食べっぷりがよくて、
見ているこっちまで元気になります。
やっぱりこの「ハワイ編」は、のんびりしていて良いです。
ただ、DVD化するにあたり、お得感が増すなら嬉しいですが、
楽しみが減少してしまうのはとても残念です。珍しいですよね。
やはりフレーズ集を映像に割り込ませるよりは、
林さんと現地の人たちの会話をそのまま収録するのが望ましかった。
(特典映像として「フレーズ集」を収録しているのですから)
添付されるフレーズ集(小冊子)は各巻共通の全く同じものです。
別々のフレーズを掲載すれば、各巻を集めて楽しくなったでしょう。
やはり放送時の映像を丸々収録して、
なおかつ、未放送分も入っていれば
もっと楽しくなったでしょうに、残念ですね。
あと放送時のBGMまで変更されています。
放送時の「ハワイ編」がお気に入りなだけに
星4つ付けたいところですが、3つにします。
もし、英会話教材を求めるならこのDVDはお勧めしませんが、
ハワイののんびり気分を味わうなら少しは役立つと思いますよ。
火山のもとで [VHS]
死者の祭り。骸骨の饗宴・・・。メキシコほど、「死」に魅せられた土地はない。
それ故か、男たちはメキシコに死地を求める・・・。
「20世紀最高のアル中小説」と呼ばれる、マルカム・ラウリーの「火山の下」(祝・新訳復刊!)を
巨匠ジョン・ヒューストンが映画化。
1938年・メキシコ。火山の麓の町で、最愛の妻に捨てられ、酒浸りの日々を送る元英国領事(アルバート・フィニー)。彼の元に舞い戻った妻(ジャクリーン・ビセット)と元領事の異母弟(アンソニー・アンドリュース)の3人が「死者の日」に生と死と愛の狭間をさまよい、やがて破滅に至る物語。
とにかく、主人公がいい。妻が逃げたと嘆いては酒に溺れ、戻ったら戻ったで許す事ができず、ますます酒に溺れ、飲んではからみ、酒を呷っては泥酔し、ひたすら堕ちて行く。こんなに飲みっぱなしの映画、観た事ない(笑)。
デカダン?破滅型?痛みと苦悩に、ここまで自虐的に取り憑かれた物語が他にあるだろうか。
オーソン・ウェルズやジョセフ・ロージーも映画化を切望したという(それぞれのバージョンも観てみたいものだ!)
幻想と怪奇の作家、アンブローズ・ビアスはメキシコ革命の戦火の中に消えた。
「ブラック・ダリア」(原作)のリー“ミスター・ファイア”ブランチャードは、逃亡先のメキシコでのたれ死ぬ。
マックス・フォン・シドーとイヴェット・ミミュー主演の「メキシコで死ね」では、賞金首の奪い合いの果てに、男たちは自滅していく。
「メルキアデス・エストラーダの3度の埋葬」は、親友の遺体をメキシコに埋める旅の物語だ。
多くの男たちの死を、その懐に抱いてきた土地、メキシコ。
そんな破滅のドラマの、孤高ともいえるのが本作「火山のもとで」ではないだろうか。
ラスト、主人公が非業の最期を遂げるのは、もはやネタバレの内には入らないと判断し書かせて頂くが、実はそのいまわの際に彼が漏らすセリフが、何ともたまらんのだ!それこそが最大のネタバレと解釈し、気になった方は映画を観てのお楽しみ、という事で・・・。
ジョン・ヒューストン作品は「白鯨」の“手招きするエイハブ船長”はじめ、オブセッションに満ちた数々の傑作揃いだが、ええい、言ってしまえ、「火山のもとで」が最高傑作だ!
デカダン(といっても「愛の嵐」みたいなヤツじゃないけど)大好き映画ファンのバイブル、一刻も早くDVD化を望む!もちろん、インタビュー等の特典満載で。
しかし、ジャクリーン・ビセットに「やり直せない・・・?」なんて言い寄られたら、フツー、男だったら喜んで酒なんか捨て・・・いや、失礼!
Volcano High (火山高)
本当に凄い音源です。火山高を見てエンディングの曲を聞いた時は鳥肌が立ちました。誰が歌っているのか?誰の曲なのか?分からなかったので、すぐ調べてここにたどりつき迷わず買いました。映像とサウンドのベストマッチ素晴らしいです。聞いていると場面が蘇ってきます。
被災地の本当の話をしよう ~陸前高田市長が綴るあの日とこれから~ (ワニブックスPLUS新書)
岩手県陸前高田市の現役市長である戸羽太氏が自身の震災体験、震災を経験した陸前高田の現実、今後の復興計画を綴ったもの。
曰く、「この本では私が体験した一部始終、そして翌日から始まった復旧の日々、さらにはこれから長い時間を掛けて構築していく復興の未来予想図に至るまで、今私が皆さんに伝えたいことをすべて書きました」(p.9)。
終章では佐藤正久参議院議員との特別対談も収録されている。
第一章 あの日、陸前高田市が消えた 〜ドキュメント3・11 地震、そして津波はいかにして襲ってきたのか?〜
第二章 被災地が直面した日々 〜悲しみを乗り越えて 3・11以後の困難な道のり〜
第三章 「ふるさと」は必ずよみがえる! 〜陸前高田発、ゼロから始める復興プラン〜
第四章 特別対談 佐藤正久×戸羽太 〜「被災地を救うリーダー論」〜
震災の悲惨な現実を描いたドキュメントに息を呑み、市長の立場と父親の立場の狭間で葛藤する一人の男の苦悩を痛感させられ、国や県の被災地への対応に疑問を抱かされ、戸羽氏の「被災地を忘れないで」という願いと復興へかける情熱に希望を見る。
戸羽氏の強い思いのこもった一冊。