PRESENSE
タイトル曲はアルバム[GOOSEFRESH]にも収録されているので、これだけを聴くならアルバムでもいいと思います。
しかし!このマキシの素晴らしい所は、ライブではすでに定番の傑作!英詞曲[PARANOID]と、マンスフィールド池田政典氏の絶妙なRemixヴァージョンが入っている事+CDエクストラに[EMOTION][DISTANCE]のビデオクリップが丸々収められていることです!(*ただしビデオクリップは初回版のみだそうですが)ということで、音に関しては文句なしに☆5つ、ですが…唯一残念なのはジャケットが地味なんですよねf^_^;;でも本当に曲は素晴らしいので絶対買って損はないと思います。
「大東亜民俗学」の虚実 (講談社選書メチエ)
「大東亜民俗学」とは聞き慣れない言葉で、その説明からまずしなくてはならないんだろうけど、著者には悪いが、めんどくさいのではしょりますって、商品説明にあるとおりですね。
この本が良書だと思うのは以下の理由からです。
1.日本の植民地と関わりのあった有名な人類学者、民俗学者がひととおり出てくる。
2.植民地に設置されていた、民族系・人類系の研究機関の概略が分かる。
3.植民地で果たした人類学者、民俗学者の役割が分かる。
まめにチェックしてるわけではないので、確かなことは言えませんが、これだけ安価かつ網羅的な本はほとんどないはずで、レビューが今までついてないのが、不思議な気がします。
金関丈夫、今西錦司、梅棹忠夫などにも言及されていますので、「民俗学」に関心がなくても、興味のあるところだけ拾い読みするだけでも、面白く読めると思います。
って、品切れでしたか。
海上の道 (岩波文庫 青 138-6)
島崎藤村が柳田国男から、伊良湖岬に流れ着いた椰子の実の話を聞いて、かの椰子の実の歌を作詞したのは、人口に膾炙していることだが、学者と詩人の感性の違いはここまでかと驚くほどである。だが、この後日本は、第1次世界大戦の戦勝国となって、南洋諸島を統治するのである。それを暗示するかのような「海上の道」。中島敦の作品にもほろ苦いものがある。