乙女の儚夢
小生はLP新発売当時に、初版盤特殊ジャケットを購入し、凄く手のかかった豪華ジャケットに感動し、LPの音楽自体にも感動し、以来、いろいろ彼のLP、CDを買ってきました。再現ジャケットとのことで早速購入しようと思ってます。
電氣ブラン
思えばこの本がはじめての須藤さんとの出会いでした。
初期の頃の作品なので、絵が書き込まれていてアーティスティックです。
須藤さんの作品は、どれも独自の世界観があって好きなのですが、収録作品の「帝都は燃えておりまする」 は、大火事とゴジラのパロディという感じで、心温まるメルヘンチックなものから、思わず吹き出す大まじめなドタバタコメディーまで作品の幅が広いのも、須藤さんの魅力でしょう。
ちなみに電気ブランという名前は、浅草の神谷バーで出されているものからいただいたそうです。飲んでみました。アルコール分が高いので、冷凍庫に入れても凍りません。ちびちび飲むのが正解。確かに口の中であたたまった、電気ブランがピリピリして来て、正に電気ブラン!
合同 電気ブラン 40° 720ML 1本
私は今年の夏、電気ブランを知りました。浅草の神谷バーでストレート・チェイサーで頂きましたが、見た目はウイスキーの感覚で飲んだのですが
味が何ともたとえ様もない物で美味しいし、少量で気持ち良くなります。うんちくでは歴史が古く、明治からあるそうでブランデーがベースで何と
薬草まで入っていると言う事で、お値段も手ごろでじっくり又はちびちびと飲みたい人には是非お勧めです。
夜は短し歩けよ乙女 (角川文庫)
“先輩”と“黒髪の乙女”の二人の登場人物が交互に登場し
それぞれ一人称で語る短編の連作4編。
小説の完成度に関しては
評価できる資格はワタクシにはない。
ただ、この二人の語り手が極めて魅力的なことはよくわかる。
とりわけ“黒髪の乙女”の天然で無邪気なところがとても良い。
そしてこの二人の語る文章の何とも言えないリズムと内容が可笑しい。
はじめはその文章のリズムと内容が微妙にずれていて違和感があるのだが
いつの間にかシンクロしていく感覚もとても心地よい。
どういうエンディングを迎えるのか期待しながら
残りのページ数がどんどん少なくなっていくのがなんだか惜しくて・・・
そんな感覚を味わうのも久しぶりだ。
ご都合主義で奇想天外な内容ではあるけれど
少なくとも読んでいる時間はとても楽しい。
表紙の中村佑介のイラストもなかなかカワイイ。
乙女の儚夢
本当に眠い。。雨傘でいくら逢いたいと訴えられて、今度一度あがた森魚さんにお会いしたいです。でも、主人に怒られます。あがたさんの乙女の儚夢、冬のサナトリウム、清えん夜曲。先日カラオケで歌いました。でも、36歳だと年齢が離れているような気がします。幸せに眠くなりすっかりソファーにぶっ倒れました。あがた森魚の友達は鈴木慶一氏だけで充分だと私は思います。