ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ 完全版 [DVD]
とにかく最高であることは間違いありません。アメリカ禁酒法の時代背景、不良少年からマフィアと手を組んだギャングまでの成長、友情とビジネス、エンニオ・モリコーネの悲しく切ないメロディ、あげたらきりがないくらいすばらしい作品です。ただし、1回見ただけでは理解出来ない作品です。しかし、デボラの息子とベイリー長官のアップには背筋がゾク~ッとしました。今でも忘れられません。
アメリカの歴史を知る上でも重要な作品であり、安っぽいギャング映画とは一線を画した、人間模様をテーマにした感動のドラマをDVDで是非見たい!
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ [Blu-ray]
私が最も好きな映画でLD、DVDとメディアが変わるたびに購入してきました。当然ブルーレイ版も購入しましたが…。
画質があまり良くありません。ぼやけ気味の眠い画質で精細感に乏しく、くすんだ色合いで発色も駄目。DVD版の方が発色は鮮やかです。最高の映画を最高画質で鑑賞出来ることを期待していたので残念です。
DVDと違ってディスクを交換せずに鑑賞できるのはメリットですがDVD版に収録されていた動画メニューと映像特典のスチールギャラリーはカットされているので注意が必要です。DVDからの買換を考えている方はDVDも手放さずに所有していたほうが良いと思います。
ディア・モリコーネ
ヴァイオリンの音色はあくまでも優しく、ロマンティック。聞いているだけでも優雅な気分になってしまいますが、この中でも特に良いのがモリコーネが矢部さんのために作曲した3曲目、「心澄みやかなるヴァイオリン弾き」。暖かい日だまりの中で見る夢の美しさをかいま見せてくれるような演奏に、うっとり。
ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ オリジナル・サウンドトラック(紙ジャケット仕様)
チャイナタウンなどの未公開シーンを復元した完全版のDVD化である。ロマンの香りをたたえたすばらしい映像、人物の掘り下げかたも見事だ。悲しくなるほど狂おしい映画だ。
悪ガキ時代のエピソードは、懐かしさを感じさせて憎らしいほど。
一つ残念なのは、ロバート・デ・ニーロがどう考えてもユダヤ系に見えないこと。名優には違いないが、こういうのをミス・キャストというのだろう。