ビデオドローム (ユニバーサル・セレクション2008年第6弾) 【初回生産限定】 [DVD]
20年前劇場で観たときは難解だったが、ネットの時代に自分もSNSとかに参加するようになって、この映画が異常なリアリティーを持ってることが判った。
超インテリのクローネンバーグは、この時代を予見していたのかもしれません。
特殊技術も古臭くなく、ストーリーも演出も個人的には最高。
こういう映画は、常に廉価版で出し続けて欲しい。
80年代ビデオブームのマスターピースだろう。
Parallel Lines
当初はニューヨークのアングラ系バンドとして活動していたブロンディーが、この傑作アルバムにより、才能あふれるポップバンドに脱皮したといえる。
ディスコ、フレンチポップス、ニューヨークサウンド、ニューウエーブの諸要素が、全てポップスの透明で明快な風呂敷でまとめ上げられている。
そして、なによりも、本アルバムで一番好きな曲"One Way or Another"を聴けば、全身をなんともいえない快感が走り、頭が開放され、腰がおのずと動き出すのである!
死ぬまでにしたい10のこと [Blu-ray]
余命宣告され、10項目のウイッシュリストを作成する。
死生観やモラルについては個人差があるので、なかなか難しい題材ですが、
死ぬ前に・・・というのは映画でよく扱われるのも事実で
基本病気、自殺の数日前、あるいは死んで”おばけ”になってから、なんてのもあります。
どうせ死ぬならやりたい放題?最後まで周りを気遣うのか?
ひたすら感傷にひたる?偉業を残したい?
と、結構ドラマチックな内容になりがちです。
本作は、冷静に・・・・・・
というか、”悲しさ”と通り越してる感じで、とてもリアルに思います。
10項目も中には?な項目も含まれ
解釈に関しては、かなり幅がありますが
真情で死と向き合う主人公の姿は、とても美しいです。
映像も素晴らしく、屋内の壁の色から、オブジェ、服の色まで非常に
コーディネイトが行き届いてます。
BGMもクリアで美しく、サントラも聞きまくってました。
ブルーレイ版の発売を知り、即ポチってしまい、非常に期待しています。
DVDとの比較等、商品が到着したら追記いたします。
Autoamerican
80年発表の5作目。ブロンディの代表作と言うと、明るい日ざしのようなパワー・ポップを聞かせる『Parallel Lines』や『Eat To Beat』あたりが“らしさ”を感じて好きなのだけど、アメリカをコンセプトにしたアンニュイな雰囲気のこのアルバムは完成度がすこぶる高く、最高傑作の名に相応しい作品だと思う。オーケストラを導入した旧い映画のサントラ曲のようなインストの1.から、かなりオールド・スタイルのディスコ曲の2.に入る流れは最高。マリリン・モンローを彷佛とさせるスタンダードっぽい3.近年、ビールのCM曲としても使用されたレゲエの4.(邦題は“夢見るNo.1”) 初期のブロンディを彷佛とさせる5.ブラスを導入したロカビリーっぽい6.も初期っぽい曲。中近東っぽい7.大ヒットした、デビーのラップをフュチャーしたディスコの8.スタンダード・ジャズ風の9.ブロンディなりに (フィル・) スペクター・サウンドを演出した10.オールドなロックンロールの11.夢を見るように美しいバラードの12.そしてこのアルバムはウィンド・チャイムと波の音で静かに幕を閉じる・・・。
軌跡!ザ・ベスト・オブ・ブロンディ
アメリカンジゴロのテーマ曲「コール・ミー」がジョルジオ・モロダーのプロデュースで大ヒットを飛ばしたあの80年代を疾風のごとく駆け抜けたブロンディ。彼等のファッションやスキャンダラスなイメージにまず目が行くが、このベストアルバムを聞いていただいても分かるように、彼等の曲は非常にポップでキャッチーである。しかも、非常に音楽の幅が広く、様々な音楽スタイルを大胆に導入しながら全部がブロンディに上手く消化されているのだ。その完成された美しい旋律がゆえに今だに様々なミュージシャンが彼等の曲をカバーし続けている。この先どんなに時代が変わろうとも彼等はカバーしつづけられるだろう。彼等が作り出した唯一無比の「ブロンディ」というジャンルは風化することは無いのだ。