The Sex Pistols (The Rex Photo Series)
ピストルズの写真集で有名な物は「Destroy」、「Chaos」の2冊がありますが、この作品はこれら2冊とのダブリが殆んど無く、ピストルズファンであれば買って損はないでしょう。個人的には、作りの豪華な「Destoroy」よりは劣るものの、「Chaos」よりはボリュームがあり、両者の中間ぐらいの評価という感じである。写真の内容は、バンドの最初期から再結成までの写真を網羅し、結構充実している。コアなファンであれば目にしたことがある写真が多いものの、ピストルズ関連商品は「アタリハズレ」の差が大きい中で、この作品は「アタリ」の部類であると思います。洋書の場合、結構絶版になるのが早いため、中古で高額になる前に購入することをお勧めいたします。
Never Mind the Bollocks Here's the Sex Pistols
1977年10月リリース。ピストルズは1976年10月がデビューだが、1977年2月シド・ヴィシャスが加わって完全体である。EMIやA&Mとトラブルを起こし、最終的にはヴァージンと契約したごたごたはこのアルバムのトラック『E.M.I.』に顕著だ。
実際彼等の登場はパンク・ブームの中では最も遅かった。すでにストラングラーズやクラッシュが活躍していたが、レコード会社とのトラブルがやはり原因だったと思う。その彼等を当時はプログレッシブ・ロック主体のレーベルだったヴァージンが救いの手を差しのべた、ということが面白い。間違いなくヴァージンのスタッフは耳が肥えていた。本作はこれぞ『パンク』の代名詞的アルバムとなる。
面白いのはピストルズはヴァージンと契約後はまったく曲を作っていないことだ。ヴァージンの方でもそういう彼等を知った上で、契約した感触がある。つまりはこのアルバム一発の持つ爆発力を買い上げた、と思えるところだ。そういった刹那性も持つ本作はまちがいなく70年代のアルバムの中でも光り輝く存在感を今でも持っている。
SEX PISTOLS 2 (スーパービーボーイコミックス)
「凄くおいしい作品だ」というのが第一の感想です。寿たらこ作品の良いとこ取りです。今までだったらSFチックな作品はBL色が薄くしかもシリアスな感じでしたが、この作品はお得意の軽いギャグでコメディータッチ、BLもののお楽しみもしっかりおさえながら今までのBL作品にない設定(斑類って・笑)、それでいてストーリー・キャラクター設定もしっかりしているし、ちゃんと作品として面白い。BL作品を描きつつも最近ではSFチックなものも取り入れることが多くなってきていたので、この作家さんSFものも描きたいのかぁ・・・とは思っていましたが、見事にBLとSF(・・・というよりファンタジーですかね?)の両方をいっぺんに同じ作品に取り入れましたね。久々に楽しいBL漫画に出会えた、3巻も楽しみにしています。
Rotten: No Irish, No Blacks, No Dogs : The Authorized Autobiography Johnny Rotten of the Sex Pistols
ジョン ライドン(akaジョニー ロットン)のことが知りたかったらこの本をお薦めします。彼の小さい頃からピストルズ、奥様と一緒の写真まで満載。本のタイトルの意味が私の想像していたことと正反対だったので、なるほど。。と思った。本全体はインタビュー式になっていて読みやすく、誰が何を言っているのかわかるのでグッド。この本を読んで、世界中に知られているジョニーロットン。。いや、セックスピストルズの生の声明がやっと理解できた気がする。
Clash
UK盤に比べ出たのが遅いこともあり、シングル曲がたくさん入っている。White Man In Hammersmith Palaisが入ってるトコがイイ!!UKに入ってないシングル3曲とI Fought The Law,Jail Guiter Doorsを収録しているのでメンバーの欄にはヒードンの名前が書いてある。とりあえずクラッシュ入門編としては最適のアルバムなので聴いたこと無い人は絶対買い!!
cheatが入ってないのが少し残念...。