フライデイ・ナイト・イン・サンフランシスコ~スーパー・ギター・トリオ・ライヴ!
ジョンマクラフリン、アルディメオラ、そしてパコディルシアという3人のスーパーギタリストが共演した80年のライブを収録したアルバムです。123では、2人ずつの共演ですが、45では3人の共演が聞けます。全員がアコースティックギターを持ってのライブということで、超絶ギタリストの早弾きがますます冴え渡ったサウンドを堪能することが出来ます。あまりの超絶ぶりに、聴いていると心地よくなってくるアルバムです。聴き所は多いのですが、なんと言っても、「地中海の舞踏」におけるアルディメオラとパコディルシアの共演でしょうか。それと、超絶ギタリストの技に観客がエキサイトしている様子が伝わってくる点もライブアルバムならではの聴き所となっています。
3人のファンはもちろん、ギタリストファンにもお奨めのライブアルバムです。
カンテ・フラメンコの名花
素晴らしい!の一言です。私の持っているフラメンコのCD中でも最高の一枚です。魂から搾り出す様なマリア・バルガスの歌声には脱帽!パコ・デ・ルシアのギターは、歌の伴奏という事もあってか、これまでの独奏の様に弾きまくる感じではないものの、センスが光るプレーです。この一流の二人だからこそ出来上がった作品だと思います。
フランシスコ・サンチェス [DVD]
このDVDは二枚組みで、1枚目のドキュメンタリーではアーティストとして、また一人の人間としてのパコのさまざまな面を見ることができます。ビセンテ・アミーゴ、トマティートなど、有名なギタリストへのインタビューも含み、フラメンコファンにはたまらない内容となっています。
また2枚目には2つのコンサート映像が含まれています。1つは、カニサーレスとバンデーラの二人とトリオのステージ、もう一方は有名なギターコンチェルト「アランフェス協奏曲」の演奏となっています。
人間としてのパコとステージで魅せるパコの両方を見ることができるのでオススメです。パコがギターを弾くシーンも多くあり、ギターテクニックの研究としても役立つと思います。
カルメン [DVD]
よくこんなものが残っていたものだと感心する。 プリマドンナのジェラルディン・ファーラーの歌声は素晴らしい、今の録音ならもっと凄いだろう。 演技は大げさだがサイレントだからまあ当時風かな。 大人気の舞台歌手が初めて映画出演したあとの世評が、「なにをやらせても素晴らしく上品」「全く娼婦的で下品」と真っ二つに割れたのは面白い。 これを観た貴方の批評はさてどちら? 話は大筋だけで今風なひねくれも無いので気安く観られる。 着色が案外幻想的だし歌曲も入れてあるので雨さえ辛抱すれば観辛い感じはない。 往年の歌声と昔の映画の楽しさが味わえるもの。 ライブラリーとしてお勧め。
グラナダ~パコ・デ・ルシア・フラメンコ・ベスト・セレクション
抜群のギター・テクニックを持つパコ・デ・ルシアの1988年の録音のもの。曲目はポピュラーなものが多く文句なしに楽しめます。「野いちご」、「平原の魂」、「リナーレスの調べ」はいかにもフラメンコらしい曲です。「シェリト・リンド」、「シボネー」、「「パーフィディア」、「黒いオルフェ」、「コーヒー・ルンバ」、「ラ・マラゲーニャ」、「ベサメ・ムーチョ」とフラメンコ・ファン以外にもお馴染みの曲がずらり。
曲目と演奏のよさでベスト・セレクションにふさわしいアルバムです。