瑠璃色のドレスをまとって 華麗なるマロリー一族
マロリー家のシリーズは順番に読みましたが、今回は長兄ジェーソンの息子であるデレクが主人公です。ヒロインであるケルシーは家族を破産から救うため、オークションの競りに出され、デレクが理由あって彼女を落札します。ケルシーは良家の淑女であることを隠してデレクの愛人となりますが、彼女の純粋さ可愛らしさにデレクはメロメロです(笑)
今回もマロリー一族やそのパートナーたちが大勢登場しとっても賑やかで、コミカルな仕上がり。レジーナはいつもどおり賢さぶりを発揮してます。このシリーズを読んでない方には順番読みをオススメします・・・そのほうがそれぞれのキャラクターを楽しめると思うので。今回はデレクの出生の秘密も盛り込まれたり、サスペンス的なシーンもあったりと読み応えありました。ページをめくる手が止まらず一気読み。他のマロリー一族の続きにも期待してます。私的にはジェレミー(ジェームズの息子)が主人公のものを読みたいな。
ブロードキャスト・トラックス 毎日放送(MBS)編
上記の方同様、私も内容には残念でした。「野生の王国」はオープニング時のショート・バージョンと特番時のロング・バージョン(本来こっちが元々の録音形体なんだと思います。TBSチャンネル放送時に確認。)が存在するのですが、収録されたのは変な箇所でつないだものでした。オリジナル・ロングバージョンが欲しかったのに・・・・。HOWマッチは92年に発売された「イースト20周年記念CD」内収録の巨泉のトークの無いもので、テレビから録音したみたいな感じです。純粋な音楽が欲しかったのに、2度残念!ただ、世界ウルルンの「出会ったぁ!」は期待していたとおりの未音盤化作品で、下條アトムさんのナレーションとともに流れる短いあの曲です。純粋な音楽のみの収録でした。横溝正史シリーズは当時のEPを2枚とも持っていますが、今回はレコードバージョンでした。テレビバージョンが欲しかったのに、残念!以上、参考になればと思います。
白い巨塔 [DVD]
この映画を知ったのは名画座に貼ってあったポスターからだった。「戦争と人間」の山本薩夫監督の作品だったのと、出演者も大物揃いということでその映画館に通って初めて観た。
やはり見所は教授選挙や裁判のシーンで観る者をひきつける。これは橋本忍のシナリオと山本監督の演出力の賜物だと思う。裁判のシーンは一部原作と違う人物の入れ替えはあるものの医学会の暗部をあぶりだしている。
映画では主人公が病院を教授として闊歩するところで終わる。まだ、その先は原作も完結していなかったのではなかったか。原作も読んだが、やはりこの映画が扱っている部分は末恐ろしさみたいなものを感じたが、その先は因果応報みたいな話になり、やや迫力低下という感想を持っている。
華麗なる一族 DVD-BOX
「白い巨塔」「氷点」等、数々のリメイク版見ました。
残念ながら、オリジナルを超えられるとは思えませんでした。
しかし、この「華麗なる一族」は、負けていません。
確かに、原作と異なり、主人公が万俵鉄平になっておりますが、木村拓也さんのひたむきな演技と、脇を固める俳優さんが、きら星の如く素晴らしいので、見応えがあります。年代設定を現代に変えず、昭和40年代にしたのも成功の一端かと思います。
万俵大介演じる北大路欣也さん、圧巻です。もう、付け足す言葉がありません。
寧子演じる原田美枝子さん、素晴らしい。
愛人高須相子演じる鈴木京香さん、原作から出てきたような、そしてプラスアルファ現代的なモダンさも兼ね合わせている相子役、どんぴしゃりです。
また、一回限りの登場の俳優さんが、また素晴らしい超一級の俳優さんぞろいです。
後は、津川雅彦さん、西田敏行さん、武田鉄也さん、笑福亭鶴瓶さん、柳葉敏郎さん、中村トオルさん
、そして若手の成宮寛貴さん・・・と、言わずもがなの俳優さんが、固めておられます。
女優陣の華麗な?ファッションも目の保養です。
むしろ、リメイクではなく、全くの新しい作品としてご覧になるのをお勧めします。
DVD化が楽しみです。