GOLDEN☆BEST/赤い鳥 翼をください~竹田の子守唄
赤い鳥の竹田の子守唄は、被差別部落のことを歌っているということで、しばらくの間、レコードから割愛されてきた音楽です。
しかし、この子守り唄を赤い鳥が選んだのには意味があったと私は思います。
差別というものは、この地球上から消えることはありません。
今だこの日本でも、多くの人々が差別により苦しんでいるということを忘れてはいけないと思います。
そういう、意味合いも含め、赤い鳥は強いてこの子守り唄を選び、カップリングしたのだと私は考えます。
唄の詩には深い内容のものがあり、差別することへの醜さを赤い鳥はこの歌で教えてくれているのだと私は考えます。
五つの赤い風船 フォーク・アルバム[第1集]
「恋は風にのって」どう聞いても成就する恋の歌とは思えません。
ここの恋の対象は、生身の人間ではなく、近づけば消える逃げ水、永遠にとどくことの無い
虚空をさまよう何か、みたいなものを感じさせます。
そこには、髪が肩までのびれば済むラブソングと違う、何か
藤原さんの歌声に呪術的な迫力を、大半の曲に日本古来のシャーマンのただ住まいを
感じるのは私だけでしょうか。
岡林さんをはじめ、多くのフォークシンガーがディランに影響うけているわけですが、
風船は風船であって他の何とも違うと、聞きなおしてしみじみ思います。
五つの赤い風船~結成40周年コンサート~ROOTS MUSIC DVD COLLECTION Vol.18
40周年ライブを見逃しました。
遠い世界には、40年ほど前に聞いたとも思えないほど、鮮明に覚えています。
「遠い世界に旅に出ようか、それとも赤い風船にのって、、、」
ある時代を築いた曲ですが、現代でも生かすことができるような気がします。
ゲストも多才な人たちなので、必見です。
だからここに来た!-全日本フォーク・ジャンボリーの記録- [DVD]
一昨年より各社から復刻されている岡林音源だが、特に注目だったのがマスターテープを引き上げたURC音源だった。特に個人的だがはっぴいえんどとコラボした「ロックの時代」がなんといっても最高だと思っている。とりわけ1970年の全日本フォークジャンボリー(通称、中津川フォークジャンボリー)は岡林withはっぴいえんどの最高のパフォーマンスだと思っている。前置きが長くなったがそのフォークジャンボリーが記録映画になったというのは有名な話だったが、残念ながらどこで公開されているか判らないまま見られずに今日に至っていた。過去にBSで放映された事があるというのはネットで知ったがそれも見る事がなかった。その「幻の映像」がなんとDVD化される事になった。なんて時代なんだ!これは「自分のためにDVD化してくれた」としか考えられない(笑)というわけで即予約だ。当時の最高のパフォーマンスを映像で見られるなんて今から楽しみでしょうがない。しかし実は岡林だけでなく「五つの赤い風船」のパフォーマンスも最高なのだ。1970年はGSとフォークがロックとニューミュージックに変化して行く端境期でフォークの円熟したパフォーマンスが最高にかっこいい。フォークが拓郎の時代になるのはこの翌年、1971年からだからね。