NIGHT BLOOD 6 (イブニングKC)
イブニングの連載が打ち切りのように終わってしまい、単行本のほうもこれで完結。
残念でたまらない。
巻末の作者のコメントが辛かった。
ホストとその周りを取り巻く人達。その人物が住む世界は、日本の夜の世界だけにとどまらず、韓国から出てきた者、そして戦時中に起きた出来事と、様々な流れを呼び、私たちにたくさんのことを気づかせ、考えさせられることもあった。
最終刊である6巻には、珍しくホストクラブ同士の生き残りをかけた戦いもでて、熱かった…が、終わってしまった。
作者にとっては本望とはかけ離れているとは思うのだが、深夜枠ででもドラマ化してもらえれば、この作品の面白さがもっと多くの人に伝わったろうにとも思う。
ゲイのキャラやホストという設定に対する嫌悪からくる批判もあったとか聞くが、それは裏返せば見知らぬ世界や存在があるっていうこと。それは人を惹きつけられる魅力でもあるのではないだろうか? 少なくともこの作品には暴力やエロから繰るような嫌悪感はない! クリーンすぎるくらいだ。
最後まで見られなかった世界、読者の想像だけでなく、もう少しでいいから、どこかで続きが読める日を心待ちにしている。
永遠の束縛―LoveSick僕は貴方の家来 (アクアノベルズ)
舞台は新宿、歌舞伎町。
「キッド」と言う名のバー兼ホストクラブを任されている主人公、穂邑。
夜の世界・黒社会・男社会、決して甘くないそれでいて淫靡な大人の世界。
彼を取り巻く運命とは・・・?
導かれる扉を開けたなら・・・眠れぬ夜へと貴方を誘う・・・
待ちに待った小説です。
この作品、読んだら本当にハマります。
webの番外編?みたいな感じですがこの話が本になることをファンはずっと待っていました。
何よりキャラがしっかり出来あがっているので初めて読む方でもきっと虜になります!
今までそういう世界が苦手だと思っていた方に是非お薦めしたい。
好きな方にはより一層ハマる一冊になるに違いない。
ハーフボイルドピカレスク浪漫、詳しく書くとネタバレになって面白!くないですから
とにかく女性も男性も性別関係なくお薦めしたい一冊です。
貴方が好きなキャラは誰ですか?
自分は仁木が大好きです。
さぁ、貴方も眠れぬ夜を・・・
NIGHT BLOOD 5 (イブニングKC)
ヘルプからひとり立ちした亮。
一人前としてやっていくには、失うもの、そして得なければならないもの、
自分の周りの人、そのつながり、
これまでには見えなかった様々なものが見えてきます。
結構辛い展開が続く、ハードな5巻です。
でも、新しい亮の可能性も感じられます。
(オマケ:いつも気になっていたKIDの3位、兼人の顔が分かってうれしかったな)