ザ・ホワイト・ストライプス・アンダー・ブラックプール・ライト [DVD]
僕はバンドのライブに行くのが好きだ。
しかし、世の中には勿論違った感性を持った人もいる。
僕の友人は、僕がライブにいくと言うと、こう返してくる。
「ライブはライブ映像や中継を見ればいい。そのほうが映像は鮮明だし顔もよく見えるよ」
その通りだろう。
今は様々なメディアの力で、多方面からライブをエンジョイできるしね。
有名バンドの公演ならば、音楽雑誌にハイプレポートだって載る。逐一説明してくれる。
スカパーのプロショットは質が高い。カメラワークもいい。
ファンのブログを見たり、ライブに行った人たちに聞けば、そのライブの素晴らしさは懇切丁寧に聞ける。
でも、結局のところ、
そんなのじゃ何も分からないだろう。
何故僕らは、わざわざライブ会場にまで出向くのか
その答えがここにはあると思う。
日本の音楽番組が垂れ流しているゴミはともかく、
グラストンベリーのような大規模フェスティバルのプロショット映像でさえ、やっぱり全てをとらえ切れてはいないのだ。
勿論これもライブ映像なのだが(笑)、この作品からは逆説的にそんなことを考えさせられる。
White Stripes - Elephant
売れまくりのアルバム!「エレファント」のバンド・スコアです。
ドラムスの楽譜は記載されていません、そして曲は案外分かりやすく書かれてます。(初心者でも数曲は弾けるぞ!きっと。)
「Seven Nation Army」は最後まで弾ききった時、なんか軽く感動しちゃいました!「やっぱりこの曲いいな~」って♪
「Hardest Button to Botton」何かは超カンタンに書かれています、ジャックがライブで魅せるチョットしたテクは載ってません!!
「Well It's True..」はCDに合わせて弾いたら超楽しいです(^^♪
最後にやっぱりドラムスも記載されていればな~「Black Math」とかカッコイイし、すっげーもったいない気がします。
吹奏楽決定版101
1枚目と2枚目は45曲のマーチが収録されており、行進曲王スーザを中心に運動会でよく流れる曲のほとんどが収められています。吹奏楽を始める際、最初に練習するのがマーチですので、懐かしく聴かれた方もあると思います。
3枚目と4枚目はポップスの編曲ものが収められています。一般的にはこの2枚が一番楽しめるのかもしれません。ゴージャスな雰囲気を持ったアレンジでとても楽しめました。吹奏楽というよりビッグ・バンド・ジャズといった趣でしたね。
5枚目はクラシック音楽の吹奏楽アレンジです。原曲のオーケストラと比較して音色の多彩さに見劣りするだけにあまり好みではありませんが、上手な演奏だったのは間違いありません。
6枚目の吹奏楽コンサート・レパートリーに収められた14曲が一番好きでした。
ホルストの「吹奏楽のための組曲第1番・第2番」は名曲中の名曲です。櫛田朕之扶作曲の「吹奏楽の為の序曲『飛鳥』」も好きな曲です。日本古来の音楽を取り入れながら吹奏楽の可能性を広げた名曲だと思います。和の伝統をモティーフにした曲を沢山創ってこられました。
大栗裕作曲の「大阪俗謡による幻想曲」もコンクールの自由曲に取り上げられていました。日本情緒を感じさせる音楽は非常に個性的で歯切れがよく、馴染みのある旋律を上手くアレンジしながら12分以上の作品に仕上げられました。
スパークの「オリエント急行」の冒頭のファンファーレの壮大さと輝かしさには圧倒されました。分厚い密集和音の箇所の深い音色には感動しますよ。
フィアレス・フリークス:ザ・フレーミング・リップス ストーリー [DVD]
もしフレーミング・リップスに興味を持った方がいたら、オリジナルアルバムよりこちらを先に見ることをオススメします。
ディスク1は現在に至るまでのドキュメンタリーです。
メンバーの生い立ち、暗中模索の80年代、メジャーデビューを果たした経緯、メンバー間の軋轢、実験的サウンドへの挑戦等の現在に至る歴史がホームムービー、ライブ映像等の貴重なアーカイブ、関係者及び新旧メンバー(マーキュリー・レヴのジョナサン・ドナヒューもコメントしてます)、親族のコメントにより網羅されています。
映像も幼少時のウェイン、80年代の貴重かつ破天荒なライブ、4枚組CDのイベント風景、「クリスマス・オン・マーズ」の製作風景などファンならば必見の映像が多数収録されています。
ディスク2は特典が収録されています。
まず本編から削除されたシーンですが、削除されたのがもったいないくらいすばらしいシーンばかりです。
特にホワイト・ストライプスとの共演はなぜ編集されたのか理解に苦しみます。
そしてライブ・クリップですが何と彼らがブレイクする前の映像、1988〜95年までの貴重なライブ・クリップが4曲収録されています。
このDVDを通して見ると彼らがいかに実験的かつ先鋭的な存在であるか痛感させられます。
まさしくファンならずとも必見のドキュメンタリーです。
Elephant
“Icky Thump”からの比較的新しいファンです。過去のカタログがしばらく在庫切れだったので「?」でしたが、SHM-CDに入替えでした(笑)。まぁ、値段もボッタくってるわけではないからいいけど、個人的には興味なし。そんないいプレイヤーで聞いてないもん。
赤と白のみのジャケットに彩れた4作目も、基本はベースレスの2ピース。クレジットにも、「コンピューターは使っていない!」「1963以降の機材は使っていない」「録音は2週間」などとあるもんだから、ホント、どんなにスカスカな音かと思ってたけど、びっくりするほどの重低音が鳴り響く、古典的なブルースにもしっかり敬意を払った、現代版ブルースロックがずらり。そうそう、ロックってさ、初めはきっと、こういう感じだったんだよなぁ、と思わずにはいられない、根源的な衝動をこの時代に感じることができる、数少ない作品だね。
こういった少人数バンドって、音に“華”を添えることが難しいので、アレンジの幅が狭くなり。どうしてもワンパターンに陥りやすく、今では3ピースのバンドすらあまり見当たらなくなったというのに、織りなす“緩急”の自在な使い分けと、高い演奏力で持ってして、アルバム全体にも、また1曲の中でさえも、“多彩”な表情とドラマ性を見せ、まったくもって飽きさせない。矛盾したこと言っているようだけどさ、これホント凄いね! 「固定のリズムセクションがいないバンドなんて、ロックバンドとして失格!」なんて思ってましたが、脱帽です!
(1)(9)での緩急やブレイクの使い方、(2)(11)(13)の疾走感、ブルースフィーリング溢れる(8)での泣きのギター、B・バカラック作カバー(4)のストライプ流ロックへの昇華のさせ方など、才能・センスだけでなく、ほとばしるエナジーと、“時代”がピタリと噛み合った、奇跡のような傑作! ジャック恐るべし・・・・。