トゥ・ヘル・アンド・バック
パワフル・モンスター、キンバリー・ゴス率いる正統派ヘヴィ・メタルバンドの2nd。
デビュー作「BEWARE THE HEAVENS」はスーパー・プロジェクト的なニュアンスが強かったのに対し、2ndとなる本作ではメンバーを入れ替えて、よりバンドらしい布陣を敷いている。
メンバーは、キンバリーを筆頭に、前作から続投参加のアレキシ・ライホ(g:C.O.B.)、以下、ローペ・ラトヴァラ(g:WALTARI)、マルコ・ヒエタラ(b:TAROT〜現NIGHTWISH)、トミー・リールマン(dr:TO/DIE/FOR)という前作に比べると通好みな顔ぶれ。
いずれも演奏巧者ゆえ、メンバー変更による影響は特になし。
キンバリーのあくまで女性的なパワフルヴォーカルを主軸に据え、随所に流麗なギター・フレーズが散りばめられた掛け値なしのヘヴィ・メタル作品と言える。
冒頭2曲の#1“The Bitch Is Back”、#2“Midnight Madness”が強力な仕上がりのため、その後がいまいち印象に残らないのが難点だが、アレキシ&ローペというテクニカルなツイン・ギターチームが奏でる流麗なギター・リフ、ユニゾン・フレーズは聴き応え十分。リズム隊も実にタイトで安定しきっている。
女性ヴォーカルだから、と敬遠しないで聴いて頂きたい作品だ。
ジュークボックス
カバーアルバムですが、何となく知ってる曲名があったのと、
Hocus Pocus(ヨーデルが強烈なアノ曲!)が気になって買いました。
Helloween テイストでカバーしているものの、
オリジナルの雰囲気を絶妙に壊していません。
Hocus Pocus に関して言えば、
Focus オリジナルのスタジオバージョンのテンポにも関わらず、
Focus ライブ演奏の緊迫感が出てて、結構良い感じ。
ハッキリ言ってアタリの部類に入ると思います。
知ってる曲名があったら買ってみて良いかも?