2010日本シリーズ 史上最大の下克上 ~激闘の全記録~ [DVD]
レギュラーシーズン3位からCSで日本シリーズ出場を果たした千葉ロッテマリーンズ対レギュラーシーズン1位でCSも文句なしで日本シリーズ出場を果たした中日ドラゴンズ。
前半はいたっていつの時代にも見られるシリーズの展開だが、第5戦〜本当の日本シリーズ。特に第6戦は実に24年ぶりの引き分け+日本シリーズにおける延長戦規定がデイゲーム18回ナイター15回となってから史上初の延長イニング満了+シリーズ史上最長の5時間43分(試合終了時刻は翌日午前0時5分前)ゲーム。全7試合で4時間以上の試合が3試合などなど、これほど記録ずくめの日本シリーズは過去にも例がないと考えております。
第6戦で引き分けたからには、第7戦で中日が勝ち24年ぶり2度目の日本シリーズ第8戦が見たかったです。
DVDは第1戦〜第6戦まではハイライト形式、第7戦は事実上のノーカット編集。第6戦と第7戦は実況付き。文藝春秋が発売している「熱闘日本シリーズ」、2003年にパイオニア社が発売した阪神ーダイエー戦の日本シリーズDVDと比べれば、やはり文藝春秋が発売している「熱闘日本シリーズ」が上になります。
今シリーズDVDに、ランニングスコアを記した「しおり」が付いていればなお良かったです(ランニングスコアはDVD内に出ますが。)
千葉ロッテマリーンズ オフィシャルDVD 2010 「和」の結実 逆転日本一への軌跡!
ロッテor中日ファンのみならず、プロ野球ファンにとっては歴史的熱戦を収録した本作品の存在は嬉しい。出来れば、『日本一』と云われる千葉ロッテのパレードや報告会の模様を収録した作品も発売して欲しい。
千葉ロッテマリーンズ変革の300日―プロ野球を変えたキーマンの証言
セ・パ交流戦にはじまり、アジアリーグに至るまで、全てのタイトルを制して2005年のプロ野球界を震撼させた「千葉ロッテマリーンズ」。その強さの秘訣は一体何だったのか?ボビー・バレンタイン監督をはじめ、球団を支えた陰の立役者達の証言を元に、栄光の300日の裏側に迫った一冊。
本書で注目すべきなのは、球団を成功に導いた「キーマン」の称号が、監督や選手に限らず、マリーンズを取り巻く全ての人たちに与えられていることだ。それは時に、会場を盛り上げる花火師であったり、ファンとして球場に足を運ぶ家族であったり、ビールの販売員であったり、ロッテ事業部の社員であったり…。あらゆる人たちが、球団に「優勝」の二文字をもたらした「陰の立役者」なのだ。また彼等の言葉の中には、マリーンズに限らず、プロ野球界全体を変革していく上での重要な鍵が隠されている。
マリーンズファンに限らず、プロ野球を愛する全ての人に、また、スポーツビジネスに興味のある方などにも是非読んでもらいたい一冊。
千葉ロッテマリーンズ 20年史 [DVD]
自分が住む街にきてくれた、という単純な理由で(汗)ファンになり応援を始めた千葉ロッテマリーンズ。もう20年経ったかと驚きもあり、感慨も一入だ。
新生マリーンズは、牛島の復活と河本の衝撃デビューで始まった。とてもよく覚えている。じつに懐かしい。
伊良部クラゲ(大沢親分・談)、黒木の鮮烈デビュー、小坂の盗塁王、七夕の悪夢、ボビー・マジック、一気怒涛の日本一、・・・そうそう、そうだった。加齢現象で(泣)忘れかけていた記憶も鮮やかに蘇る。
パッケージにも、各年を象徴するピッタリのキャッチフレーズが躍る。3時間強のボリュームを、最初は持て余すかと危惧していたが、とんでもない、全然足りないよぉ。
だが、映像それ自体の見せ方には一考を要しよう。
自分の物忘れの所為にするつもりは毛頭ないが、ナレーションが早口で語られ、場面が次々移り替わる中で、画面に一瞬だけ映った選手、「あれ誰だっけ?」と戸惑うことが少なくない。
とくに90年代の外国人選手は、ほとんどが1年(中には数か月)単位でめまぐるしく入れ替わっていたので印象が希薄。いつ何という選手が在籍していたか、背番号は? 熱烈ファンでも正確に整理把握できていないのでは?
まして相手チームの選手は、顔や背番号をひと目見た程度では名前を全て思い出せないのでは?
福岡ダイエーホークスの背番号21のサウスポー、といっても和田毅じゃない。あの当時は工藤公康(!)だ。現在の和田の印象を引きずると妙な違和感を覚えるハメになる。
西武ライオンズの16は? 近鉄バファローズ(当時)の23は? 日本ハムファイターズの29は? 皆さんすぐ名前が出てきますか? <正解は・・・敢えて書きません>
一事が万事こんな具合。
だから、画面にテロップを入れるとか、20年間の各年毎の在籍選手名簿を別冊付録でつけるとか、ぐらいしておいてくれてよかったのではないか。