Spinnaker キャラコレ 2 名探偵ホームズ
ホームズに出てくるいろいろなキャラクターが、とても
簡単な操作でラベルやハガキなどになります。
CD-Rのラベルを作ったり、名刺にしてみたり、年賀
状もこれで作れるし・・・ 結構お値打ちなソフトだと
思います。
となりのトトロ [DVD]
「サツキやメイがいる時代(昭和30年代)で暮してみたいですか?」
と尋ねられたら恐らくこの作品に魅せられた人なら間髪入れず
「暮らしてみたい!!」と、言うのではないだろうか。
私もそのように即答するかもしれない。
が、しかし本当にそうなのか??とも思う。
「道が雨でぬかるみ、電話は人の家のを使わせてもらい、
風呂に入るのに毎日のように薪を取ってきて焚き、水は外の井戸に汲みに行き、
家にクーラーはなく、おまけにテレビはない。それでも、暮してみたいですか??」と、
丁寧に尋ねられたら恐らく、
「ちょっと考えさせて下さい」と、言うだろう。
皮肉な話だが、「ちょっと考えさせてください」と思うような時代を脱却する為に
我々が現代社会を作ってきたとも言える、ということである。
率先して「不便な社会」を「便利な社会」に変えてきたのは紛れもなく、我々です。
その中の一人でもある私が「不便な世の中もいいな」と、思ってしまいそうになるのはなぜだ??
それは、「不便だからこそ、人との助け合いが生まれる社会」も、魅力的に思えるからだ。
メイを捜索する終盤のシーンでは、地域の連帯感が色濃く描かれている。
現代で、もし同じことが起こったと仮定すると、まず警察に連絡するだろう。
そして地域の住民の中には「自分には関係ない」と思い、なるべく関わるまいとする人もいるかもしれない。
「また不審者が現れた」と脅えるだけの人もいるだろう。
しかしあのシーンでは警察の影も形もなく、捜索しているのは地域の住民である。
「不便な社会」であるからこその「助け合い」とも言えないだろうか。
そしてその捜索の最中、おばあちゃんは「ナンマンダブ ナンマンダブ」と唱え続ける。
「不便な社会」には「神が存在できる」のではないか。
不便な社会で人間が最後にできることは「謙虚な精神で祈る行為」なのかもしれない。
そんな行為が自然な昭和30年代だからこそ「トトロ」という樹の精霊は存在し得た、とも言える。
結論を言えば、「となりのトトロ」の良さが分かる世の中ほど、残念なことに心が豊かではない世の中である。と、言えるのではないか。
私の「精神的飢餓感」が増せば、増すほどこの作品は光を放ってくる。
いつしか「あそこの森にトトロがいるんじゃないの??」と、子供に胸を張って言える
「不便で心豊かな世の中」を作りたいものである。
魔女の宅急便 サントラ音楽集
ジブリ作品はとても好きでいろいろ観させていただきました、
映画はラピュタが一番好きなのですが音楽で選ぶとこの魔女の宅急便が一番のお気に入りです。
短い20数曲ですがなんどきいても飽きないっていうのはすばらしいとおもいます。
少し聴くだけでまるで映画の世界の中に飛び込んだ感覚になりしあわせな気分になれます。
天空の城ラピュタ [Blu-ray]
一通り見た感想としては満足であります。ちょっと意外だったのが映像特典にある北米版が別物の印象を受けました。曲がアレンジ及び追加(オリジナルではBGMがないところに)になってます。これについては賛否両論ですかね…。ナウシカで不満のあったケースも改善されていたしDVDをもってない方は購入しともいいかと思われます。
栽培植物と農耕の起源 (岩波新書 青版 G-103)
これほどの名著にこれまでレビューが無かったのが不思議でなりません。初版は1966年ですが、古さを全く感じさせません。
農耕文化の基本は、世界に4つしかないと言います。
1根栽農耕文化-澱粉と糖質に集中
2照葉樹林文化-雑穀取り入れ
3サバンナ農耕文化-豆(煮炊き必須→土器も必須)、植物油
4地中海農耕文化-家畜
ただ、ここで4つしかないとは言え、ここまで発達するまでには長い道のりがあったとしています。現在見られる農業がどの様な経過で発展してきたかを理解するだけでも読む価値は十分にあります。
ここで「農耕文化」とあるように農耕と文化が一体である事を示唆している事は重要だと思います。実際、容易に食料を確保できる地域では、高度な文明が開化しなかったとしています。なるほど、と思わせる視点です。野草と雑草の違いも、分かり易い説明でした。
新たな視点を与えてくれる良書です。