ダイヤモンド・エイジ (海外SFノヴェルズ)
彼の作品を未読の人には、買うのをためらってしまいそうな厚さの本。 しかし是非一読して欲しい。
現在より数段コンピュータ技術の応用が進歩した時代が舞台でありながら、
先史ながらの身分社会が厳然と残っている。 その時代のミックス観は、その両時代の中間に位置する我ら読者を身近に手招いてくれるようだ。
SFの理論、ファンタジーの浮遊感、エンターテイメントの興奮を併せ持つスティーヴンスンを、どうぞ体験してみてほしい。
前作スノウ・クラッシュから本作、そして次作のクリプトノミコンと、作品を重ねる毎に、やや読者年齢層を上げていっている観があるので、初めて彼の作品を読むのなら、2作目のこれを薦めたい。
グラミー賞グレイテスト・ヒッツ! VOL.1 [DVD]
マイケルを観たくて購入しましたが、ティナ・ターナーやユーリズミックス、スティングと懐かしい若い顔が目白押しで十分楽しめました。
マイケルは、最初口パクで「The way you make me feel」「Man in the mirror」と歌い、曲が終わろうとしてマイクも入っていないのに感情がおさえきれず、アドリブで歌い続ける名場面でした。この曲にマイケルが込めた思いが十分に伝わってきました。
ユーリズミックスのアニーがエルビスの格好をしているのも麗しかったし、ティナの脚線美(?)もスゴかったです。スティング若〜い!フィル・コリンズは変わらず?(髪が)。ドナ・サマーがワーキング・ウーマンたちとダンスするのも80年代っぽくてちょっと恥ずかしい感です。ナット・キング・コールと娘のナタリー・コールとのスクリーンでのデュエットは素晴らしいです。
値段が少し高いかな〜と思いましたが、内容は十分でした!!
ダイヤモンド・エイジ〈上〉 (ハヤカワ文庫SF)
読みながら、とにかく文学的な作品だと思った。と言っても、SFが文学に媚を売ってる感じではないし、文学がSFを利用している感じでもない。何というか、SFの可能性を追求した結果、新たな文学が生まれてしまった、という感じである。特に、凝りに凝った緻密な細部描写と、全体を貫く骨太なストーリーの、対比が非常に素晴らしい。陳腐な言い方をすれば、まるでバラードとギブスンが融合したみたいな感じである。SFファンなら心して読みたい、SF純文学の新たな金字塔というべき、傑作です。
ラスト・ワルツ(特別編) [DVD]
公開当時は劇場で観てコンサートがフルで写っていなくてスタジオでのセッションやインタビュー(あまり為にならない)が挿入されていて散漫な記憶しかなかった。今回改めて観ると監督マーティン・スコッセシの意図が少し理解できました。後年ロビー・ロバートソンへの批判も多いけれど、画面でみるとバンドを維持するのが限界に達したという意味は人間関係ではなくて音楽的なものだったのだと思いました。行くところまで行ってしまったものしか味わえない空しさだったのでしょう。
本編は画面も音も綺麗になって迫力あるものでした。照明も凝っていて映画っぽくなっていたのを別添音声解説で知ることができて良かったです。映画監督って大変な才能が無いとできませんね。あと、特典映像で初めて観る事の出来た「ジャム2」でニール・ヤングが主体になって引っ張っている姿が微笑ましかった。彼の暖かい人間性を感じてしまった。に比べるとクラプトンってあっさりした人なんだなぁと思いました。音楽映画では他に抜きん出ている傑作ですね。これだけの歴史的なイベントだったのですから、当然より完全なフルバージョンで後年発売されるでしょう、楽しみです。
ジ・エッセンシャル・バーブラ・ストライサンド
20代の頃 バーブラの映画をよく見ました
歌の巧さに憧れ、元気をもらいました
私にとっては青春時代を象徴する歌手です
その歌がほとんど網羅されていて
ずっと手元に置いておきたいCDです