スワンソング【完全初回限定盤】
「スワンソング」には「死ぬ間際の白鳥は最も美しい声で鳴く」という意味があるそうです。
作詞は遠距離恋愛が終わりを告げてしまうという切ないものですが、メロディーはアップテンポな感じでとてもいいです。
KinKi Kidsが「原点回帰」と言っているように、硝子の少年と通じるものがあるなぁと感じました♪
たくさんの人に聞いてもらいたいです!
BESTYO
一青窈さんのベストアルバム。彼女の書く詞と歌唱は、不思議な魅力を持つ。
よく言われることだが、父への思慕を中心とした「家族」の絆。効果的に使われている「擬音」。確かに印象的ではある。
決して「キャッチー」な歌唱ではないのだが、気がつくと聴いていることが多い。他の歌い手の楽曲は明確に「聴きたい」と意図して聴くか、全く意図せずにBGM扱いで聴き流すためにかけるかのどちらかなのだが、彼女の場合はふとプレイヤーにかけることが多い。しかも聴き入る。そういう点では、オリジナルアルバムであっても、今回のベストであっても同じような使い方になってしまっているのだが。
彼女の楽曲に興味はあったが、自分でアルバムを買うほどでもなかったという方にはお勧めの一枚か。
ずいぶん前にCS放送で彼女のインタビューを聞いたことがあるが、「教育的な」楽曲を世に出したい。自分の楽曲を聴いて、生き方(おそらく恋愛も)の指針とかを見つけてもらえればという趣旨で答えていたことを記憶している。
先日小林武史氏との不倫報道があったが、「教育的な」意味から矛盾してないかと責めるつもりなど全くない。恋愛は無菌で純粋なものばかりではなく、時に世を忍んだり、常識的な世間様からは叩かれたりするものもあるということは当たり前であり、そのことを身をもって示している点は評価したい。(小林氏のご家族には申し訳ない論点ではあるが)
報道が事実であるなら、無邪気で楽しい側面よりも辛さが勝るであろう恋愛を経た彼女が、今後どのような言葉を紡ぎ、どのような歌唱を行うのか、さらにそれがどのように、「教育的な」視点を持った楽曲として世に出されるのかを楽しみにしている。