サンセット・ギャング
50才に手が届く寸前の小生の青春時代の最高のアルバムがこのサンセットギャングです。レコードが聴けなくなった今、CDが再販されて、またあの日の頃が思い出されます。特にお勧めは、たそがれのメイクラブカンパニーといとしのマリーです。夕暮れの田舎の田んぼで聞いたらまた頑張れそうな気持ちになれます。久保田麻琴の唄とけんちゃんのギターに酔いしれて下さい。
琉球的哀華IV
沖縄や奄美の歌はテレビやFMでも頻繁に流れるようになりましたが、きら星のような作品を集めたこのCDを聞くと、あらためてその美しさと完成度の高さに心地よく圧倒されます。はじめてIVを聞いたのですが、I〜IIIも絶対に聞いてみたいと思ってしまいます。
バリ・ドリーム
ハワイ、タイ、ベトナムなどのCDも素晴らしかったが、バリには特別な思い入れがあるらしく、本作もク−ルなアンビエント感を持たせながらも、聞くほどに懐かしさや暖かさがじわっと伝わってくる。フィールド録音が主体らしいが、ガムランの響きがすぐ近くで鳴る感じや歌声や昆虫の音などがダブ・エフェクトと混じりながら心に響くと、“はっ”とさせられる。この辺りはミックスの妙ということだろう。バリや他のアジアを旅するには最高のBGMになりうるはずだ。
他の癒し系CDとは1線を画する久保田麻琴ならでは手法には脱帽。
“音の錬金術師”の真骨頂、ここにあり。