解剖学講義
私も解剖学はこれで勉強してるのでいいとこはいいんですが、ラテン語重視の大学ではラテン語索引は面倒だし本文には載ってないしで使いづらかった。
私としては図はもうちょっと簡略化しないでほしかった。
絵を描くのが得意な人にとっては、こんな絵じゃ分かりづらいと思うのでは。絵を描いて覚えるのが一番だと思うのでも少し精密に覚えたい人には不向き。
ただしもっと使える教科書があるなら私も教えてほしい。
サウザンズ・オブ・スマイルズVOL.3
この発売間もない素晴らしい CD Album の楽曲について、感じたままに書きました。売り上げがアジアの子どもたち…日本含…の未来に還元されてゆくという目的も含め、より多くの方に手に取っていただけるために少しでも役立つレビューになれば…と願います。
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Thousands of Smiles vol.3
01.残そう りりィ+洋士 詞;りりィ/曲;斎藤洋士
オープニングは、子供たちの明るい声で扉を開ける「残そう」で始まる。リード・ヴォーカルの斎藤氏の声は力強く説得力があってソウルフル。お馴染みのりりィ氏のハスキーヴォイスがよくハモり気持ちよい。このアルバムにふさわしいテーマを、明るく歌い上げた楽曲だ。クールなサウンドと共に覚えやすい歌詞とメロディ。聴いているうちに子供たちと一緒に歌う僕がいた。
02.あの日ボクらは いとうたかお 詞曲;いとうたかお
一転して静かなアコースティックギターのフィンガリングと、撥弦楽器の美しいアンサンブルで始まる「あの日ボクらは」。しかし歌詞の「この世で一番恐いのは 人の心と知りました」で、いきなりカウンターパンチを食らうことになる。2コーラス目「無分別な神の無差別な愛は 今日も降りそそぐ」の表現に思わず息を飲む。いとうたかお氏の言葉は、僕の心にパラドックスを生じさせて心の中にうねる波を立てる。でもそのざわついた心を静かに収拾させる不思議な世界のようだ。
03.アフガンの大地 せきぐちゆき 詞曲;田代ともや
3曲目はタイトル通り、「アフガンの大地」に響き渡るような声(歌というより雄叫びのような声と表現したい)からアジアンテイストなリズムとギターが、せきぐちゆき氏のヴォーカルを呼び込む。重心の低い芯あるヴォーカルは、男臭く語るような田代氏の作品にほど良い「ゆらぎ」のテイストを与えている。歌詞は、情景描写と状況描写がほとんどなのだが、「君(お前)はいったい何がほしい」「拾い集めないか もう一度」の問いかけの言葉と、「アフガンの地を もう一度よみがえれ(楽園になれ)」という呼びかけに、彼女の歌唱は深みを与えている。
04.え・ん・ぴ・つ 田代ともや 詞曲;田代ともや
サブタイトルに「サンライズ孤児院で暮らす、トットくん(8歳)に捧げる歌」とある「え・ん・ぴ・つ」は、田代ともや氏自身がカンボジアで出会った少年の実話が元になった作品。両親の名さえ知らない少年のエピソードというシチュエーションだけなら、メロウなバラードにでもなりそうだが、田代氏の視点は違う。小さな手は広い世界をつかみ、その手にある一本の鉛筆はユートピアに人々を連れて行くほどの力になる…。この広がりが、この曲の持つスケールの大きさだ。田代氏の歌声は少年への励ましだけでなく、彼自身がトットくんに魂を揺さぶられ絞り出されたかの様な力がみなぎっている。いつか本物のトットくんに逢ってみたくなった。
05.幸せの種 ヨヘン紫乃 詞曲;田代ともや
「幸せの種」は、昔から沖縄で伝承されてきたのでは…と思わされてしまうような仕上がりだが、そのサウンドはとてもポップである。これも田代ともや氏の手によるものだ。この作品の詞から感じるのは、60年代の関西(京都)フォークのルーツの香り。フォークをよく知る人はわかるだろう。北山修氏がフォークル時代に書いた「花のかおりに」や「何のために」、また彼らが好んで唄った寺山修司作「戦争は知らない」等と同じような、「柔らかさの中にある針のチクリ」の趣がある。そしてヨヘン紫乃氏の歌・三線には、本物のウチナンチュ風が吹いている。
06.子どもたちの瞳 さかもとふみや 詞;ヒポポ大王/曲;さかもとふみや
さかもとふみや氏の魅力…それは優しい声質。彼が歌うと、どんなアグレッシブな曲も優しく、時に懐かしささえ感じることもある。今回書き下ろしたという作品「子どもたちの瞳」は、そんな声質がよく生かされている。前半抑え気味に進行する流れを、後半のダブルトラックの声とエレキギターが力を注ぎ込むように変化していゆく。したたかで上手い編曲だ。それにしても詞が素晴らしい。必要最小限で無駄がなく、とても純粋な言葉が流れている。これは作者の心がピュアでなければ書けない詞…と感服。
07.Mother Earth Afghan ちゃるばーさ 曲;田代ともや/編;佐藤圭一
「Mother Earth Afghan」はインストゥルメンタル(演奏曲)だ。元曲はこのアルバムの3曲目で、せきぐち氏が歌っている「アフガンの大地」。これをアフガニスタン民族楽器「Rubab(弦楽器)」と「Tombak, Darbouka, Daff(打楽器)」で見事に演奏されている。元は四分の四拍子だが、主旋律を八分の七拍子で演奏…でも不自然ではない。この独特リズムは「モゴリ」というアフガン固有のものだそうだ。演奏は「ちゃるぱーさ」というデュオ。凄い、そして素晴らしい演奏だ。
08.悲しいね 渡辺勝 詞曲;渡辺勝
ここまで続いたアジアン・エッセンスの音楽の世界が明け、後半は渡辺勝氏の不思議なサウンドの「悲しいね」で始まる。かつて The Beatles が試みた逆回転サウンドや、アナログテープサンプリング(メロトロン・サウンド)のようなストリングスの音などがコラージュされ、様々な不思議がちりばめられている。歌詞は無邪気で、笑いだけでなく悲しみまでも川の流れの中で光り煌めいているような仕上がりだ。渡辺氏は歌詞だけでなく音までも、光と影の残像のようにする魔法を知っているに違いない。2分25秒という長さだが、聴き応え充分の作品だ。
09.命の伝承 龍邦(たつくに) 詞曲;龍邦
龍邦(たつくに)氏の歌は、命の繋がりがテーマ。46歳で初めての子どもが産まれた喜びの中で、先祖に感謝し、新しい命の未来に思いを込めて書いたという。母が子を思う歌や母を思う歌は多い。そして、母そのものをテーマにした歌も同様だ。しかし、父の目線で書かれる歌はまだこの世では希少な存在だ。そして龍邦氏の力のこもった歌声と歌詞の向こうから、父になった喜びと感謝が伝わってくる。
10.月のうさぎ ガーネット 詞;りすにゃ/曲;加藤和広
ガーネットは、正統派の男女フォークデュオという気がする。赤い鳥(紙風船)、チェリッシュ、この曲のイメージからだと一番近いのは「ダ・カーポ」だろうか…。ギターのアルペジオに乗せた綺麗なソプラノヴォイス、さびからサポートする男声ハーモニー。この王道といえる形が「月のうさぎ」という作品の持つ優しさによくマッチしている。前出のいとう氏の歌詞「無分別な神の無差別な愛は今日も降りそそぐ」と、本作歌詞「月のうさぎは今宵は誰に微笑むのでしょう」は表現こそ違え、同じ意味を持っている。ここにある「月のうさぎ」は「愛」という存在なのだ。この表現・アプローチの違いを一枚のアルバムで味わえるのも、オムニバス・アルバムの楽しみの1つであろう。
11.ハリケーンが去ったら 江口晶&こばやしたかよし(チームええかげん) 詞曲;こばやしたかよし
「ハリケーンが去ったら」はカントリータッチのホーボーズソング(さすらい歌)といえる作品。「ハリケーンが去ったら海へ行こうか」と誘いかける言葉はフレンドリー。イントロ・間奏、そして全編にオブリガートで流れる、アコースティックギターのボトルネックの音色が心地よい海風に感じ、肌触りがとてもよいのだ。作品を書いた「こばやしたかよし氏」は「ごち会」名古屋支部代表だそうだが、彼自身が誰に対しても心地よい人柄であるに違いないと、作品が伝えてくれている。
12.集光性 かわさきこうじ 詞曲;かわさきこうじ
虫が光に誘われて集まる習性が「集光性」。それをタイトルにしたこの作品を聴いていて、昨年暮れに京都のライヴハウスで、あるシンガーの演奏を耳にしたことを思い出した。「かわさきこうじ氏」はきっと根強い支持者を持っているのだということがこれだけでも理解できる。若者・自分・そして最後には聴き手までも「集光性を持つ虫みたい」と引き込み納得させ、最後の最後に「でもそこには心がある」と締めくくる流れの作風は、故・高田渡氏に通じるものがある。かわさき氏はもしかすると、元師範代まで昇り詰めながらその道を自ら捨て、その過去を隠して素浪人となった「手だれの吟遊詩人」に違いない。
13.KA-ZA-KH/カザフ 末松よしみつ 詞曲編;末松義密
スリリングなヴァイオリンでスタートする「末松よしみつ氏」の「KA-ZA-KH/カザフ」は、他にチェロ、ピアノ、アコースティックギター、フラットマンドリンというユニークな編成で演奏されている。カザフとは、カザフスタンという国でなく「カザフ=風夫=風のような自由人」という発想からこの曲は生まれ、歌詞は「風に吹かれている答を見つけるのは、あなた自身が風になればよい」という、 Bob Dylan の Blow in The Wind へのアンサーソングでもあるという。アシストメンバーの西谷玲子(pf)・音登夢(vln, vlc)といえば、関西では名を馳せたクラシック演奏家たちだ。クラシカル・フォーク・ジャズの融合ともいえる、ユニークで唯一無二の演奏だ。
14.魔法のギター 浅井のぶ 詞曲;浅井のぶ
北海道を拠点に精力的に活動する「浅井のぶ氏」がこのアルバムに寄せた「魔法のギター」は、彼のアルバムも聴いてきた中でも、彼が持つ本来の明るさが満ちたパフォーマンスだ。前曲の「カザフ」は、「Bob Dylan」へのアンサー・ソングと書いたが、浅井氏はシンプルな8ビートに乗せ、「どんな奴らでも魔法のギターをつま弾けば いつでもどこでもBob Dylan」と明快に歌い上げている。バンドもよくグルーブして切れが良い。彼の数多い録音作品の中でも、今回の録音はベストテークに数えられるものになるだろう。
15.ふるさとはアジア Gift 詞曲;柴容
このアルバムを締めくくる作品「ふるさとはアジア」。これまでの14曲全部が、この曲へ誘(いざな)うための道標ではないか…とさえ感じさせるほど見事な演奏で仕上げられている。演奏の「Gift」、木津康一氏のピアノタッチも智奏(ちじゅ)氏のヴォーカルも、湧き水で満ちた泉のように透明で美しい。作詞曲の柴容(しば・よう)氏が紡ぐ言葉とメロディが美し過ぎるほどだ。「遠い未来の子どもたちが銀河の果てで出会った人に もしもふるさとを訊かれたらこう答えて欲しい 水の星 緑あふれる 私のふるさとはアジア」。このフレーズに涙。これを聴くためにアルバムを買う…それほど価値ある作品と…初めてこのアルバムを通して聴き終えた時、素直にそう思えた。
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田代ともや氏の志に賛同し、北海道から沖縄の全国ミュージシャンが寄せた作品。オムニバス・アルバムは、ともすれば作風も中味もバラバラであって仕方ないところだが、通して聴いてみると統一感がある。曲順もこの流れしかない…と、自然に作品が居場所を決めたと思えるほどだ。また、それぞれの地域で録音された作品は、音質や音圧も違っていたはず。しかし、マスタリング・エンジニアの耳と技術で驚くほど違和感が無い。
このアルバムは、田代ともや氏の人柄と、アルバム制作の目的を理解した音楽家とスタッフたちのチームワークが産み出した「真心」に溢れたコンセプト・アルバムである。
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自分も離れられなくなっちゃったというストーリー。
ストーリーなんか
どうでもいいかなっ ^^
でもないっか ^^