合い言葉は勇気 DVD BOX
今まで何度ポニーキャニオンに『合い言葉は勇気』のDVD化について
意見したかわかりません。
三谷幸喜さんの作品はどれも定評がありますが、
私はこの『合い言葉は勇気』が三谷さんの作品の最高傑作だと思います。
脚本もキャストのみなさんの演技も全てが秀逸です。
リアルタイムで放送されていた時から、録画したビデオを何度も何度も見ました。
10年ごしの願いがかない、本当に嬉しいです!
御覧になったことのない方も是非この機会に!!
合い言葉は勇気
作品全体として星いくつもつく感じなんです。
不思議なほど視聴率とれないのが三谷さんドラマの宿命なんですけど、これも「知恵と成り行き任せの勢いで、わずかなマンパワーが大きな達成を得る」かたちの、登場人物のどの一人にも手抜きのない台詞に支えられた、お話。
よくも悪くも「皆で渡る」日本人、でも実は一人で頑張ることも好きだったりする日本人、矛盾するその性質を根っこに据えてのタイトルが「合い言葉は勇気」。現にある状況と自分の拠って立つ土台とをこれほどきっちり作品の中に練り込める脚本家はいま日本に彼一人だと私は思っています。
東京近郊の富増村の自然を愛する村民が、不法投棄する産廃処理業者に立ち向かう。勝ち目のない裁判を闘う為に香取慎吾扮する村役場の忠が連れてくるのが役所広司扮する落ち目の俳優の暁仁太郎。展開は分かりやすく「よくある話」、でも個々の展開やその必然性は並みのドラマとは全く違うのです。パズルのように計算されたそれぞれの台詞、気持ちの動き方。味わいというのはこれをいうのだと、毎回感心してしまいます。
サントラに興味を持って頂けるのなら、是非ともいま入手できる脚本だけでもお読み頂ければなあ!とほんとうに思います。サントラを聴きながら読んでみて欲しい。私のこんな駄文の千倍万倍の素晴らしさです。
合い言葉は勇気 (角川文庫)
フジテレビで香取主演でドラマ化された小説です。
視聴率悪かったみたいですが、かなり面白かったです。
ストーリーもへんてこですが、後半はすばらしく、ドラマでも
感動しました。
ビデオのレンタルで観たので、探せばあると思います。
興味がある人は、小説読んで、ドラマも絶対観たほうがいいです。
合い言葉は勇気
今までシナリオ本は読みにくい物だと思っていましたが、この本でその考えが一変しました。
ストーリーの面白さに引き込まれるのはもちろんのこと、まるで実際の映像を見ているような錯覚を覚えます。
実は私はTV放映を見ていないので、他の方も書いておられますが、DVD化を切に望みます。