Beyond the Sea
ボビー・ダーリンは、'61年のゴールデン・グローブ賞の受賞者の中に、
ウオーレン・ベイティとかジェーン・フォンダと並び、「有望若手男優賞」を
授与したという記録が見られる。また、同年、チャールトン・へストン、
マリリン・モンローが、「世界で最も好かれた俳優」として受賞しているのを見ると、
その時期のアメリカのハリウッドの状況が分かり、彼が、どの位置にいたのか
ということが捉えられる。
ロックの歌い手として、それも大人向けの歌も歌える印象が強く、フランク・シナトラ
の後継者とも言われたこともあるエンターティナーであるが、この人ほど多方面で
活躍し、それなりの業績を残した人はいないのではないか。ピアノを始め、いろいな
楽器を演奏でき、10年ちょっとの活躍期間に、歌い手として、「Mack The Knife」や、
「Beyond The Sea」のミリオンセラーを飛ばし、ベガスでのワンマンショーも成功させ、
映画にも出演したかと思うと監督業まで手がけているというのは恐るべきことである。
その彼の伝記が、ケビン・スペイシー主演で映画化され、そのサントラを聞くとき、
スタンダード化している歌の数々が、アレコレと並べられているのには驚くばかりである。
とにかく、ハリウッドと言う夜空に、輝き出た星が、あっと言う間に光り輝き流れて
消えた感じがしてならない有り余る才能の持ち主だったことが再確認出来るのである。
ビヨンドtheシー~夢見るように歌えば~
映画見てきました!
そして即購入です。
なんといっても、
まさかケヴィンがこんなに歌えると思いませんでした。
何よりも声が素晴らしい。そして申し分ない歌唱力。
作品紹介パンフレットで知る限りは、
構想10年の肝いりの映画とのこと。
別の映画を撮りながらも、歌のトレーニングを継続していたとか。
ハリウッドで成功している人すべてに共通すると思いますが、
とにかく俳優の努力と研究に脱帽し、
また、必ずその成果を出すプロ根性に感動しました。
見て、そして、聞いてください。おススメです!
スーパーマン モーション・ピクチャー・アンソロジー (初回限定生産) [Blu-ray]
テレ東の木曜洋画劇場で過去に「スーパーマン4」OAしています。佐々木 功さん以外は声優さんが替わっていたと思います(ジーン・ハックマンはもしかしたら石田太郎さんかも、うら覚えですが)。吹き替えはあるはずです、マスターが消えていなければですが。
バグズ・ライフ [Blu-ray]
ピクサーの作品群はどれも素晴らしい作品で好きなのですが、
その中で何故か続編が作られない&BD化してない作品が正に本作ではないかと。
おそらく興行的に振るわなかったんだと思いますが、
主人公のフリックを筆頭にホッパー、そして愉快なフランシス、ハイムリック、
タック&ロールをはじめ個性的で印象的なキャラクターたちといい、
数あるピクサー作品群の中でも個人的に印象に残る好きな作品です。
今回のBD化はもちろん嬉しいのですが、そろそろ続編にも期待したいところです。
セブン [Blu-ray]
この値段でブルーレイが買えるとは驚きです!
以前、この作品はビデオで観ましたが…
「キリスト教の7つの大罪」になぞらえて起こる
連続殺人事件を捜査する二人の刑事。
とても善良で、真摯な態度と、それをあざ笑うように起きてゆく殺人と
凄惨な殺害跡の対比で、犯人への怒りを高めてゆく、二人の絆が
丁寧に描かれます。老刑事が黒人で、若い方が白人なのも象徴的に感じました。
そしてついに二人は、犯人を追いつめるのですが…?!?
観たのは10年くらい前ですが、正直、もう一度観たいと思えない程、
心臓に突き刺さるラストです。
残るのは「人間というものの、どうしようもない愚かさ」
これはフィクションであると分かっていても、それを上回る理不尽が繰り広げられている
「現在」本当には、フィクションと割り切れないものが残ります。
そんなに凄いのか?
などと、安易な気持ちで観ない方が良いです。
相応の覚悟で、体調の良い時に観て下さい。