MAGNUM PHOTOS 世界を変える写真家たち [DVD]
劇場公開時に観て感銘を受けた
“世界最高の写真家集団”マグナム・フォトのドキュメンタリーが遂にDVD化。
製作年は1999年と古いものの、
ちょうどフィルムとデジタルが混在している時期で興味深い。
そして、変わった作風のマーティン・パーが正式なメンバーとなったタイミングで
それまでの“マグナム=報道写真家”のイメージが変わりつつある姿が
うまくとらえられている。
すでにこの世を去ってしまったアンリ・カルティエ=ブレッソンなどの姿もあり
後世に残る貴重な映像であることは間違いない。
写真家としての意義や存在、写真の未来が、世界の第一線で活躍している
現役の写真家たちが語る言葉は、ずしりと重く心に響いてくる。
そして、DVD化されるにあたり、
本編には登場しなかったエリオット・アーウィット、デニス・ストックなどの
インタビューが特典映像として収録されるのは嬉しい。
値段は少々高めとはいえ、マグナム・フォトの崇高さが収められているDVDとして
写真集などと共に手元に置いておきたいと思うドキュメンタリーだ。
マグナム・マグナム コンパクトバージョン(完全日本語版)
コンパクトバージョンといえども4.5cmもの厚さがありページ数も564ページと大型本と同じページ数でたぶん内容は大型本と同じだとおもいます。
大型本は高価ですからこのコンパクトバージョンで十分だとおもいます。
コンパクトバージョンといえどもずしりとした重さでいったい大型本はどんなに重たいのかと思ってしまいます。
価格も納得でお買い得だとおもいます。
Smile&Smile―100のほほえみ
記憶に間違いが無ければ、日本橋三越で同タイトルの写真展があった。
以前からのマグナムファンであったため、狂喜してとんで行った。
うん、さすがマグナム・フォト! こんなに良い質・アングルの笑顔の写真を見たのは初めてだ。
一枚だけならまだしも、マグナムメンバー各人の最上級スマイル・フォトが100枚もですよ?
子供、恋人たち、老夫婦、仲間同士、、様々な人物らの様々な場面。エリオット・アーウィットのつい吹き出してしまいそうな面白いものから、人物の表情に胸が締め付けられるような切なさを伴うものまで。
名写真家たちの技術の高さに感嘆すると共に、彼らの人間に向けるまなざしのあたたかさを感じること100回。来場者みんなが微笑みながら見て周っていた当時の会場の光景が、極めて印象深く思い出される。
会場でこの写真集が販売されていたが、貧乏学生の自分の所持金がギリギリ足りず購入できなかった。泣きそうだった。
写真展向けのみの企画作品集だと思っていたら、後に一般書店にも売りに出されていることを知り、大喜びで複数購入して兄弟や好きな人に贈った。いつまでも笑顔の素晴らしさを知り、人間を愛する人であってほしいから。
つまり、そういう気持ちにさせてくれる写真集なのです。
欲を言えばハードカバーであってほしかったが、内容はそんなこと問題にならないほど素晴らしい。
多くの人に見てもらいたいと心から思える一冊。
ロバート・キャパ―ちょっとピンぼけ 文豪にもなったキャパ
キャパの写真の雰囲気が好きです。
気取ってないけど、どこかカッコよくて、
日常的なんだけど、どこか写真的で。
優しいようでどこか悲しそう。
子供を撮るときは親が撮ったような写真。
私はとても好き、キャパ。