リンドバーグ 4 (ゲッサン少年サンデーコミックス)
タイトルの「リンドバーグ」とは、この漫画独自の爬虫類的な生物で、
主人公や空賊達はその背に跨り、大空を飛び回ります。
ただし、一般的に想像するドラゴンとは違い自前の翼を持たない為、
人工の羽根を背負うかたちになっており、
複葉機のようなシルエットになっているのが特徴的です。
舞台については、ファンタジーものによく見られる北欧ではなく、
南寄り、スペインやカリビアンをモチーフとしているのも面白いですね。
主人公がまだ幼く、自発的に活躍する場面が無い為、
感情移入し難いのは減点材料ですが、
登場キャラクターが皆、表情豊かで、溌剌としており、魅力的に描かれているので、
群集劇として見るならば、問題は無いでしょう。
作品全体の印象として、女性作家の作品に通じる、ある種の品の良さを感じました。
画力が非常に高く、登場キャラクターが皆、いきいきと描かれているのは、大きな加点材料です。
また、セクシュアルな表現が無いので、女性にもお勧めできる内容と云えます。
漫画に、憧れと浪漫を求める方にお勧めです。
青春歌年鑑 90年代総集編
青春歌年鑑総集編も90年代にてトリである。50年代は手も足もでず、60年代はリアルタイムでないだけに素直に楽しめ、70年代はリアルタイムと追体験でほどよくいい感じ。80年代は青春期真っ只中のリアルタイムで、正座して聴いてしまいました。で、90年代。すでにCDに移行し、音楽も多様化、ジャンルの枠組みも曖昧になった時代。 当然、CD2枚組で語り尽せるわけもないのですが、問題は多くの方が指摘されている通り、この選曲でしょう。見事に偏っています。ビーイング系、TVドラマ主題歌、「ロード」、「LOVEマシーン」、「夜空ノムコウ」、「だんご3兄弟」は?ドリカム、MISIAは?…きりがないです。まだまだ最近の事なのでレーベルの折り合いがつかなかったとも推測できますが、某レーベルのエゴが表に出すぎな感もあります。中にはこの選曲でど真ん中ストライクの方もいるでしょう。勿論、納得できる部分もあるし、「あの頃」に連れて行ってくれる曲、見事に時代を映している曲もあるわけで…。ただ、60、70年代に比べると、どの世代からも愛される曲は少なくなり、一世代限定のような曲が増えているように思います。この「偏り」こそが90年代なのだ、と言い切るのは簡単なのでしょうが、なんか寂しい気もしてしまいます。
カフェ・リンドバーグ -summer season- (通常版)
コンプだけを目指すなら、かなり簡単。ED条件を満たして視点を変えるだけでOKだから。
でも、このゲームの魅力はそんなことをしていては半分も分かりません。
一つの出来事でも、その時お互いがどう思っていたのか、どう感じていたのか。これは、EDだけを見ていたのでは分からないことですよね。
幸い、既読スキップ機能がありますから、さほど時間もかかりませんし。EDコンプだけで終えてしまっている方は、この際「恋する過程」を楽しんではいかがでしょうか?
お勧めしますよv
ワイルド・スピード 【プレミアム・ベスト・コレクション1800円】 [DVD]
私はてっきりタイトルからスピード狂の若者の物語と思っていました。登場する車もアメ車だろうと。
しかし、登場する車は殆んどが日本車、でも唯の日本車じゃない。バリバリ(古い言い方)にチューンしたモンスターマシン、NOS搭載(昔風に言うとニトロ搭載)でこの必殺アイテムが最高のスピード感をアシストしている。
アメリカ映画でこれほどの日本車がかっこよく登場する映画が公開される日が来るとは!。車フリークでなくとも、楽しめます。
たった400mを走る10秒超える位の時間でのスピード感の描写はCG効果ももちろん有りますが凄いです。
最後の襲撃シーンも手に汗握り、ラストのゼロヨン対決も息が詰まります。最後の対決でのアメ車が見せ場ですね。