レオナルド・ダ・ヴィンチの手記 上 (岩波文庫 青 550-1)
画家レオナルドを知りたければその画を観ればいい。天才レオナルドを知りたければこれらを読むといい。よく天才だの万能の人だなどと言われているがその理由は良く分らない、という方々にお薦めである(かつての私がそうだった)。自らの経験を土台とし、そして思考する。そうした外界への飽くなき探究の態度は、既に与えられた情報に満足しがちな自分には新鮮且つ教訓的だった。この二冊を読むと、自然科学とはこういうものだったのかと教えられる。まず絵画論が目的で購入したのだが(それは上巻に収録されている)、同じ目的の方々には是非とも下巻も読んで欲しい。下巻には水の運動や鳥の飛翔、人体に関する記述等がある。上下共に、みたもの経験したものすべてを書き尽くすという勢いだから自ずとイメージを喚起する記述に溢れている。画家の眼とはかくも激しいものなのかと逆に画家レオナルドに思い至る。ただその描写が難解な部分もあって書き手のせいでなければ、これはもう読解力の限界か、もしくは翻訳の限界か。とにかく経験と知識について考えさせられる点だけでも読む価値は十分ある。
アーマードカー 装甲車 (レオナルド・ダ・ヴィンチ シリーズ)
普段、模型を作らない方でも塗装済みで接着剤も不要ですし、難易度の高い工程も有りませんので手軽に組み立てられます(私は5分以内で組めました)。大きさも手ごろで、材質は破損の心配の低いABS製の様です(付属の小冊子も気が利いた内容です)。これらのスケッチ画が立体化されただけでも、とても有意義な商品です。今後のラインナップに期待します!!
ダ・ヴィンチ・コード デラックス・コレクターズ・エディション ミニクリプテックス付き [DVD]
雰囲気などはかなりいい感じなのですが、原作を読んでいないと非常に理解に苦しみます。
原作を読まずに見たのですが、想像力勝負だとかなり不明瞭な物語になってしまいますね。
ただ、原作を読んでみたい気にはさせてくれる出来だったので、そういう意味では悪くないのかもしれません。
ただ、やはり映画単品としての評価だと高い評価はできませんね。
原作ありきというスタンスでは完成度の高い映画はできないのかも。
役者の演技は、さすがに悪くなかっと思います。
ダ・ヴィンチ・コード [DVD]
個人的にはとても楽しんで見ることができました。
ハラハラ、ドキドキという感情ではありませんでしたけれど、とても練りこまれた世界観や
ストーリーにどっぷりとはまらせていただきました。
原作とともに脚本も務めたダン・ブラウン氏は偉大だと思います。
【よかったところ】
●よく練りこまれた世界観やストーリー
●次々に起こる出来事(事件)、謎、伏線
●最後にそれらが解き明かされたときの快感
●キャラクターひとりひとりの個性と過去。
悪人なら悪人ならではの過去も暴露されていて、なぜそのようになったのかがわかり、
ちょっと切なくなったりします。
●とても影は薄いけれど、微笑ましい最後のラブシーン
【好き、嫌いが分かれるポイント】
●あらすじからもご察しの通り、宗教(キリスト教)の色が全面的に押し出されていますので、
そのような内容が苦手な方にはきついかもしれません。
●血なまぐさい、痛そうなシーンがあります。
●正直、理解に苦しむシーンも多々あります。
(物語の流れでではなく、キャラクター個人の行動に)
この意味は、「ダヴィンチ・コード」の原作か、聖書を読破した方じゃないと理解できないと思います。
キャラクターの行動をあまり深読みをしない方が、原作を知らない方でも楽しんで見られます。
●何も考えずに見られるような映画ではないので、観終わった後はとても疲れます。(2時間半長い……)
適度な休憩と余裕を持って観た方がいいかもしれません。
Leonardo da Vinci: The Complete Paintings
~一万円に満たない本とは思えないような贅沢な内容。
作品自体の素晴らしさを損なう事の無いよう、しっかりと配慮された編集と印刷がなにより嬉しい。
間違いの無い内容、十分満足でき尚且つ一般ユーザーにとってギリギリ保管に困らない絶妙なサイズ、決して失望させない印刷へのこだわり。
せっかく自宅でダ・ヴィンチを鑑賞するならば廉価版では無く、少~~しだけ奮発して本書でキメ込まれるのをお薦めします。~