現代語訳 般若心経 (ちくま新書 (615))
般若心経の現代語訳と解説の本。
仏教に興味があっても、なかなか入門書探しは難しい。特に若い人にとっては文章も古く、共感しにくいものが少なくない。入門するにもその門が狭いということは否定できないだろう。
そこにこの本が出てきました。
お経というものは深い意味を持っていて、それは普遍的な人間の悩みや生き様についての尊い教えが含まれている。
仏教に限らず他の宗教でも色々な派ができている。それら新しい教えに人が集まるのは当然かもしれないが、その陰で変わらずに人の心をとらえてきた、古びない考えがあります。
難しいことの一切ない、広く通りやすい、そして深い門というべき一冊です。
サンガジャパン Vol.6(2011Summer)
スマナサーラ長老は関西の法話会において、震災特に原発について「あのような政治家達に任せてきた我々にも責任がある」的なことを仰っていた。
今、管総理を初めとして、政局に対する不信は強い。しかし、これは我々国民が長年政治というものに対して【他人事であるという無関心】でいい加減に対応してきた膿が出ているのではないか?選挙をやれば、投票率は30%〜40%程度。下手をすれば3人に2人は選挙にすら行かないのである。スマナサーラ長老がこの本で仰る【落ち着き】と【無関心】を勘違いする人がいないことを願いたい。
生きとし生けるものの悩み苦しみが無くなりますように。