自転車で遠くへ行きたい。
ロードに乗り始めて9カ月。 自転車で走る楽しさを思い切り実感してる今日この頃、 そんな私にとって、心そそる言葉の数々が、この本の中にあふれています。あふれ過ぎです。
今すぐにでも、走りたくなってしまう…
なんでこんなにも自転車で走るのが楽しいんだろう、と思っていた私に、この本の言葉のひとつひとつが、ぴたっとはまっていく。
“自然の変化に自らを置き、自らの脚で走るから楽しい”し、一緒に走ってくれる“友だちを失わないためにも”、同じように“サクサクと走れるようになりたい”と思ってまた走る。
“こちらが息も絶え絶えに登る坂を、軽々と登っていくその後ろ姿は正直羨ましく格好良く見える”ーーと著者は書いている。まさにそうなのだ。そして、前に自分が息も絶え絶えで登ったところが、今回少し楽に登れると嬉しくて、また走りたくなる…。
選手ではない、ごく身近な感覚で自転車の楽しさが綴られているので、共感度は100%に近い。“ロードレーサーは心の翼だ。この翼で羽ばたくように、僕はもっと遠くへ走り続けたいと思う”と締めくくっている本書。
私の翼はまだまだ小さいけれど、翼には変わりない。
私も走れるところまで走ってみたいなぁ〜 、と夢を抱かせてくれる1冊。
鮫島有美子の四季
このCDは本当に気に入っています。
本当にきれいでバランスのとれたビブラート。
ちょっとハスキーともとらえられる力強い説得力のある歌声。
なにをとってもすばらしい歌声。
満足すること間違いなしです。
故郷~尺八で聴く日本の四季
好きな曲 「四季」尺八の音色の響きがとても美しく、清らかで純粋な心を感じ素敵なメロディ-♪ 「島唄」「小さな空」亡き母を想い浮かび、尺八の優しい温もりある音色が、母の励ましの声に聴こえ癒されました♪ 「赤とんぼ」「故郷」懐かしい故郷を想う心、尺八の高音の音色がとても美しく胸に染みてきます♪ 日本、世界中の皆さまに是非、聴いて頂きたいお勧めのアルバムです!! 何度聴いても新鮮な音楽、日本の心にきっと感動されることでしょう♪
遠くへいきたい (Volume4)
洒落た装丁で、とり・みき入門書としても最適なシリーズであるだけでなく、コアなファンにもうれしい一冊。
もちろん私は、「タキタさん」(実在のマンガ俳優)と一面識もないが、「遠くへいきたい」を読むと、旧友に再会したような懐かしく温かい気持ちになる。
(でも、実際に会ったら、絶対吹き出すだろうなぁ・・。)
ザ・ベスト 日本の叙情歌
唱歌、叙情歌のCDは数多く販売されていますが、この一枚はそんな中でもベスト・オブ・ベストと呼ぶに相応しい秀逸なアルバムです。日本を代表する唱歌の名曲の多くが収められ、そのアレンジ、演奏者も、ややポップ調にアレンジされたダ・カーポの美しいハーモニー、わが国を代表する女性声楽家鮫島由美子の声量溢れる見事な独唱、男女混合合唱団、児童合唱団等実にバラエティーに富んでおり、鑑賞者を大いに満足させてくれます。
そんな名曲名演奏揃いの中、特筆に価する素晴らしい一曲は、森の木児童合唱団と中谷友香のソロパートが織りなす「ちいさい秋みつけた」です。ガラス細工のように繊細で美しい森の木児童合唱団の合唱パートとヴァイオリンの名器ストラディバリウスの美音を彷彿とさせる中谷友香の凛とした透明感溢れる美声のソロパートの共演は見事という他なく、まるでその音楽と共に秋風や秋の薫りまでをも感じさせてくれる名演で、私はかつてこれ程素晴らしい「ちいさい秋みつけた」を聴いたことがありません。
ただ一つだけ難を言えば、このアルバムには全曲の歌詞は付いているものの、ライナーノーツの類がただの一文字もなく、その点は若干不親切に感じます。歴史的な録音も少なくない選曲集なので、せめて録音年月日や演奏者の一言紹介ぐらいあって欲しいところです。
また、「赤蜻蛉」は何故か『十五でねえやは嫁に行き、お里のたよりもたえはてた』のこの美しくも切ない3番の歌詞が省略された短縮バージョンの演奏で、個人的にはこの省略に一抹の不快感を禁じ得ません。
とは言え、たとえこれらマイナス点が存在したとしても、それらを被い尽くして余りある秀逸な叙情歌のベストアルバムであることに変わりなく、大いにお薦めする一枚です。