CROSSBEAT SPECIAL EDITION レディオヘッド (シンコー・ミュージックMOOK)
レディオヘッドファンなら買いましょう!
写真といい、インタビューといい「赤裸々」です。
日本ツアーの密着レポでは彼らの素顔が垣間見れ、なんだか微笑ましい☆
UKシーンをメンバーが斬る!→「トム先生の通信簿」が面白い。
The King of Limbs
濃霧たちこめる森林にひとり迷い込むと、様々な妖精たちが続々と姿を現し始めた。・・・
そんなアートワークのイメージをそのまま音像化したような、極めてミステリアスなムードに包み込まれたこの8th作は、再びポストロック路線へと大きく舵を切った、やや難解な作りのアルバムとなった。
「IN RAINBOWS」をベースに、そこにエレクトロニカ、アンビエントの要素を注入したといった感じ。それも、かなり強烈に。そんな風に表現することも出来るんじゃないだろうか。
FLYING LOTUSやその周辺の音楽、あるいはダブステップ等のダンス/テクノに、近年のトム・ヨークは、かなりはまり込んでいたということも伝え聞いている(実際、LOTUSのアルバムに客演もしていた)。そんな彼の趣向を、まんま自身のバンドに持ち込んだ作品、とも言えるだろう。
表現は少し大げさかもしれないが、「KID A」以来の衝撃、と言っていいかもしれない。
とにかく、前作のように、初心者にも十分お勧め出来る、といった内容にはなっていないことだけは確かだ。
が、「KID A」で免疫(?)が出来ているコアなファンには、納得の一枚になっているんじゃないだろうか。
なんと言っても、彼らの持つ最も基本的な部分であるソングライティングの素晴らしさ、あるいはゴッドリッチとのプロジェクトによるパーフェクトなサウンドクリエーションの素晴らしさは、少しも損なわれること無く、ここには存在しているからだ。
RADIOHEADの世界を、十二分に堪能することが出来る作品になっている、とは思う。
ただ、僕個人としては、もう少し曲数、あるいは収録時間を増やして欲しかった。3年以上待たされた割には、ちょっと、ヴォリューム感に乏しいような気がする。その点が、やや不満ではあります。
デジタルスープ / ぶたぶた(初回限定盤)(DVD付)
デジタルな世の中に、あったかいスープを・・・。
ユニコーンの世界には、聴く人それぞれがそれぞれに想像ができるよう、ストレートだけど、こうなのだ!と断定、説明できないものが多い。
そこがユニコーンの魅力のひとつだと感じる。
「デジタルスープって何かよくないですか?俺だけ?」って何かの番組で言ってた阿部Bの感覚、曲を聴くほど納得させられる。
なんて、あったかい作品なんだ!
歌詞を見ながら曲を聴くってコトを普段はしないけど、この曲に関しては、あえてそうしてみると本当にじーんとくる。
民生が他の人が作った曲歌うと、魅力が増す。
いろんな要素が入った、栄養たっぷりの極上のスープだと感じた。
ぶたぶたは、ユニコーンにあの映画からオファーがあったのには納得だし、そのための曲。
これもまた、ユニコーンらしい、楽しい作品。
ANOMALY
疑うことなくロックとして最高傑作な作品だと思う。もう買ってから10周くらい聴いているけどまったく飽きがこない。とにかく1曲1曲の濃さが半端なく、聴く度に新たな表情を見せてくれる。
昨年11月のシングル曲Insomniaも収録されているが、アルバムではだいぶ音が変わっていて、全体的オーケストラ色が強まり丸みを帯びた印象を受ける。かすれた細美さんの声がより儚さを演出しています。
あとよくthe HIATUS=細美武士のソロプロジェクトと紹介されることが多いけれど、自分はこの紹介の仕方に大きな違和感を感じてしまう。なぜかというとmasa、ウエノ、柏倉、堀江のこの4人がいなければ間違いなくこのアルバムは生まれなかったからだ(実際クレジットにもMusic by the HIATUSと表記されている)。もっと“細美武士”ではなく“the HIATUS”としてこのアルバムを多くの人に聴いてほしい。
From the Basement [DVD] [Import]
The White StripesとJamie Lidellのパフォーマンスに圧倒されて気づいたら鳥肌。
必見。
stripesが解散してしまったのが残念でしょうがない。。