GOLDEN☆BEST 真田広之~EPIC YEARS~
長年待ちに待ったCDに感謝感激です!今回のベスト盤は、真田さんの素質・才能の素晴らしさが、デジタルリマスターによってストレートに伝わってくる名盤だと思います。
ジャケットの写真は、エピックソニー時期に発売されたベスト盤のものですが、内容はそれとは異なっているので、新鮮な印象を受けます。今回の内容は、エピックソニー時期に発売されたシングル盤のA面の楽曲と、ボーナストラックとしてB面の楽曲の一部など、という内容となっていて、『価値ある音源の保存』という観点からしても、順当なCD化を実現していただいたと思います。
真田さんがエピックソニーから歌唱を世に送り出していたころ、私は中学・高校生で、真田さんに憧れていろいろと努力していた時期でした。今回、このCDを聴くことによって当時の記憶がよみがえり、40歳を過ぎた現在、当時の思考や実践を、年齢にふさわしい形で繰り返してみよう!という意欲が湧きました。そのような意味でも、この企画は、聴く者に計り知れない力を与えるものだと実感いたしました。
願わくば、次回は真田さんのシングル盤のB面の楽曲を網羅したCDの発売をお願いいたします。それらの楽曲の中にも名曲が多々ありますので…。特に、シングル盤『愛よ炎に染まれ』のB面『青春の旅人』は、素晴らしい力を持った楽曲なので、ぜひお願いいたします。ありがとうございました。
僕らはみんな生きている [VHS]
会社に滅私奉公していた男たちが、テロに巻き込まれ後ろ盾を失くしたら・・・
人間のセコさ、可笑しさ、もの哀しさ、そして日系企業と日本人社員の
海外での価値がよく描かれてるブラックコメディ。
何も考えずに見てももちろん面白くて笑えるのですが、
「会社のネームバリュー(金)」=「自分の大きさ」と激しく勘違いして
威張り散らしてる人に見せたくなるような、痛烈な皮肉も利いてます。
普段邦画はあまり観ないのですが、これだけは何度も見てしまう。
2005年11月のDVD発売、とても待ち遠しいです。
是非一度観てください。
ラスト サムライ [Blu-ray]
江戸時代が終わり時代に行き詰まった侍大将(渡辺謙)とアメリカの侵略に明け暮れる姿に失望したアメリカ兵(トム・クルーズ)の男の物語。
二人は異なる文化を吸収し合い、新しい文化の礎となっていく…なんてテーマの話です。
この映画を観て、「アメリカ人の精神の行き詰まり」を感じました。
新しい道を模索するには他民族の生き方に頼りたい!という願いでしょうか。
その為、本作では武士道が哲学のように美化されています。
故に日本人としては「美しく描かれた日本」を観ていることは気持ちよいです。
例え背景がニュージーランドだとしても(日本と似てますが山は明らかに外国)、大村益次郎や西郷隆盛をモデルにした架空人物勢揃いだとしても、文明開化がアメリカの西部開拓時代の鉄道建設と混同されたとしても、サムライ組織や時代設定がメチャクチャだとしても、大名行列でもないに侍が通ると町民が頭を下げたり、トムがちょっと習っただけの剣術で日本の剣士とバッタバッタと切り倒したりしても…許せます。
ハンス・ジマーが担当した音楽が非常に熱く、ハリウッド資本で作られた迫力ある戦闘シーンは見応え十分!
何よりも渡辺謙を初め日本人俳優の活躍を世界の人々に見せることができて感謝です。
日本人俳優陣の演技の見事さは、トムを遥かに凌駕しています!
カッコ良いトム!、やっぱりトム!といったトム・クルーズファンの心も掴むでしょうし、日本人としては日本俳優や日本文化(誇張があっても)をハリウッドで映画化してくれたことは嬉しく思います。
ゴールデン☆ベスト 真田広之
真田さんの歌唱は、声質がよく、歌い方の基礎を踏まえていて、感情表現が豊かです。 役者としての力量もあり、歌手としても素晴らしく、身体能力も高く…。真田さんは多くの分野で高い才能を発揮するがゆえに、一つの枠におさまりきれない個性があると思います。 それゆえ、多忙の中で、歌手活動に集中しきれなかったことも多々あったと想像され、多くの人々の耳に届かなかった名曲も多くあるかと思います。 今回の発売を機に、多くの方々に真田さんの楽曲を聴いていただき、彼の歌唱力の素晴らしさを実感されることを願っています。 また、真田さんが歌手活動を再開することも期待しています。
LOST ファイナル・シーズン COMPLETE BOX [DVD]
先日見終わりました。最終回に向けて涙、涙でした。Youtubeに掲載されている現地の番組の中で、主演のマシューフォックスと司会者が対談していて、「たまになんとなく謎を追っていた視聴者はあまりエンディングを楽しめず、熱心に見ていた人たちはとても満足度が高かったようですね」との発言にマシューも「そのとおりです」と頷いていました。
ロックを演じたテリー・オークインは「実は黒い服の男と知らずにロックとして演じていたシーズン5の自分の演技が好きだ」と言っており、隣にいたマイケル・エマーソン(ベン)も笑いながら頷いていました。
最初に放送で見始めてから5年ほどですが、こんなにヒューマンなドラマになるとは予想していませんでした。モンスターはなんだったの?とか謎を気にする方も多いですが、人間の生と死を温かく見つめることが主題だと言えるので、私は謎や島の役割みたいなのは、最後にはあまり気にならなくなっていました。基本的に非業の死を遂げたキャラが何人もいますが、フラッシュ・サイドウェイでのエピソードは本当に救いになる描き方の数々で、タイタニックのラストシーンを思い出しました。
ハーリーとリビー、ペネロピとデズモンド、チャーリーとクレア、サイードとシャノン、ブーン、ソーヤーとジュリエット、ケイトとジャック、お父さん。そしてロックに謝るベン。練られた脚本が温かいです。2回目を見るのがこんなに楽しみなのは初めてです。たぶんしっかりと見る方ほど満足して見終われるドラマで、自信をもってお薦めできる作品です。