パンティ&ストッキング with Garterbelt (角川コミックス・エース 334-1)
まずアニメ版パンストを既読している方は期待されているでしょうが、本作品は残念ですが変身(?)中の8頭身シーンはありません。
終始、2頭身のカートゥーン状態で話が進められます。
しかし残念だったのはその点くらいで、白黒の漫画になっても良い加減にアメコミカートゥーン風に色(トーン)が付いており、線もきれいで丁寧だし、文字が多いのですがそれが気にならないくらい見やすい、ハイクオリティな絵です。
話も、アニメ版に負けず劣らず下品で勢いがあってすばらしい。
ただこちらは、作者が巻末で語っているとおり、海外エンタメのオマージュなどはなく、とことん下品な話で圧していく感じなので、海外エンタメ系のネタを期待されている方はまだ買わないでおくのも手だと思います。
海外オマージュと8頭身変身シーンが無くなって下品さがプラスされたパンティ&ストッキングだと思えばいいと思います。
絵の雰囲気や勢いはすごく良いと思うので、パンストのコミカライズ本としては、◎です。
変ゼミ 1(Blu-ray)
紳士の方・愛好家の方にはおすすめの作品です。
アニメーション制作はXEBEC。
15分アニメは適当な出来栄えの作品が多いのですが、
この作品は非常に丁寧なつくりです。
アニメ作品として非常に好感度の高いです。
変ゼミ(2) (モーニングKC)
『変ゼミ』第2巻。
加藤さんの登場だが第二の松隆さん状態。
ゼミのみんなに翻弄されながらもなんとか自分を保とうと必死な加藤さん。まぁ「なんとか」だからすぐ染まっちゃいそうで怖いですが(笑)。あと田口と蒔子さんのへ〜んな関係も気になる感じですが今回少し進展した(?)ようで良かった。
だんだんとわかってきたこのマンガ。
ゼミ生たちの奇怪な行動の数々は確かにぶっとんでおりますが、これはこれでかれらの日常。当たり前の学生生活。よって私はこの作品をキャンパスライフギャグ漫画として楽しもうかなと思います。「こりゃ、やりすぎだろぉぉ〜!」てのはありますけど、なんだか前巻よりは変態度も下がっているような気がします。馴れちゃったからかもしれませんが変質性を除けば普通に学生やってるじゃんと思えるからかもしれません。
とにかくガンバレ松隆さん!
変ゼミ(3) (モーニングKC)
失礼な言い方「変ゼミ」で感動するとは思わなかった。
この巻の個人的見所は「市川とあんな」じゃないかと。
「あんな」のキャラ設定が秀逸で「この展開に設定は深い」と感じてしまった…。「市川」も、とにかくカッコイイ(笑)
母親に「10秒以内に部屋から出てかねぇと5年前に逆噴射家族になるぜ」と言っていた人物とは思えない(笑)
「市川&あんな」の、変質的で常識の枠を超えた話は本当に感動してしまった…。
この巻から作者の本質的な力量が垣間見える良い巻でした♪