TVアニメ「蟲師」オープニングテーマ「The Sore Feet Song」
蟲師のイメージが壊れる事が無い曲。ほの暗いようで優しい、それでいて素朴に...。
英語の歌詞なのでよくは分らないですが、歌声が優しくとても癒されます。独特の雰囲気が出ていて良いです。
OP以外の蟲宴も蟲師独特の世界観がでていて素敵です。
蟲師 二十六譚 DVD Complete BOX
当作品について映像特典にて監督自らこれ以上のクオリティーの作品は当分でないだろうと明言されておりますが、それがなんら誇張でも自賛でもないことは一度でもこの作品を見た人間は認めざるをえないでしょう。特に1話だけではなく全26話にわたって微塵もその超クオリティが維持されたこと、それがどれだけ奇跡的なことかは、これだけアニメ作品が多く流通する中で燦然と輝いております。
特に背景や色設計について、ジブリをもってして劇場作品でなければ実現できないようなレベル、いやそれ以上のものを表現しえたこと、BOX化によってより手をだしやすくなったこともあるので是非ともアニメに親しんでいない人であってもお手許にと願わざるをえません。
作中で描かれる厳かで深遠に描かれる山々、農村、そしてどこまでも蒼い海、このような風景こそが日本人の原(心象)風景なのだろうと思います。どこにもないかもしれないが、心のどころかであったと信じる日本について、茫漠とした想いではなく明示化されているのではないかとそんなことも考えさせられます。
水域(上) (アフタヌーンKC)
前作の蟲師よりも更に地味な感じではありますが、
この素朴さこそ、この作者最大の魅力
思ったより壮大な内容だった気がします。
悲しく 切なく 懐かしく
一読の価値は絶対あるかと。
蟲師 特別編集-蟲往来-初回限定特装版 [DVD]
ギンコのフィギュア欲しさに買いました。
個人的には、アニメーションの制作スタッフが
表に出てくることはあまり嬉しいことではありません。
制作にまつわる裏話は興味深い反面、
作品の余韻を壊してしまうことがあるからです。
(案の定、少々見ていてつらいと感じる内容になっています)
一方、同梱の「スペシャルDVD」は意外な拾いもの(失礼;)でした。
毎回変わるエンディングテーマに
各話のダイジェスト映像を乗せた内容で、
セリフを廃した分、音と映像をじっくり鑑賞できます。
エンドレスで流してBGVとして楽しみたい1本です。
ギンコのヴィネット(予想外に大きいです)は
鈍いトーンの色彩が美しいです。
台座はクリアパーツなので、下からライトをあててやれば
「光脈筋」を再現することが可能です。
ただ、塗り肌のテクスチャーはもったりとしていて、
飛び散った塗料の付着もみられることから、
価格に見合っているかと言われると疑わしいところです…
俗に、ファンディスクとは
「むしろファンの方が商品にサービスするものである」
と言われているように、こちらの商品も割高感は否めません。
作品は好きだがグッズには興味がない、という方にはおすすめできませんが、
他では手に入らない特典物を逃したくない方にはおすすめです。
蟲師 初回限定特装版 第四集 [DVD]
第十五話「春と嘯く」から地上波最終回「筆の海」までを収録した限定版の第四集。冒頭の「春〜」における雪中の春景色もそうだが、この作品はとにかく「色」が印象的。近年のアニメ作品にありがちな、いかにもデジタル彩色的なそれではなく、日本画のような伝統的美しさを感じさせる。数あるエピソードから厳選されているため話も粒がそろい、また最後に救いのある話が多いため、見ていて温かい気持ちになれる。
見所は数多いが、特に「筆の海」における蟲の表現は白眉。原作を読んだ時点である程度は想像できたにせよ、実際に動くシーンは迫力十分。作品中随一の魅力あるキャラクター(小林愛さん、京田尚子さんもイメージにぴったりです)とストーリーも相俟って、地上波の最終回に選ばれたのも頷ける。
とにかく欠点が見当たらないほどの近年稀に見る傑作アニメです。
未見のかたは是非ご覧になってください。