懐かしのテレビまんが主題歌大全集
コロムビアから出た「アニメソング史」全3巻購入後、それの補完の意味もあって「星の子チョビン」の主題歌を検索してたら、これがヒットしました。
で、CDの内容を見てブッ飛びました。
目的だった「星の子チョビン」はあの主題歌はもちろんのこと、名曲の誉れ高いED「星のしずくの子守歌」も収録。さらに「海のトリトン」「おんぶおばけ」「空手バカ一代」「冒険コロポックル」(な、懐かしい〜!)に「カリメロ」、そして極み付き、チータの歌う「みつばちマーヤの冒険」のOPとEDまで収録されている!
一部、前述のアニメソング史とカブりますけど、これだけ収録されていればもう文句の付けようもありません。絶対買いの一枚です。
喜びも悲しみも幾歳月 ~木下忠司作品集
「私だけの十字架」とは,かつての人気刑事ドラマ『特捜最前線』(1977-87)に用いられていた,あのセンチメンタルなエンディング曲だ。木下の作品をクラシック発声で歌った本作には,何かのコンプレックスに囚われたような感情的反発の見られるレビューが既にあるが,確かに粋な曲,くだけた曲には真面目すぎる場面も多い。しかしながら,この曲のように意外にはまっている発見もあるし,三好達治と堀口大学の詩による「5つの歌曲」の演奏は貴重なものだろう。大変優れた歌曲作品と思う。藍川由美さんは強い意志と信念をお持ちの方だが,だからこそこうした貴重な企画のCDを多く発表してこられている。むやみに反発することなく,企画の意図を素直に受け止め,欠点より美点を求める聞き方をして頂きたいものである。
ともあれ,「私だけの十字架」は,歌曲リサイタルのアンコールピースに好適ではないだろうか。これがまさかあの『特捜最前線』の歌とは,お釈迦様でも気がつくめえ(笑)