Born to Run: A Hidden Tribe, Superathletes, and the Greatest Race the World Has Never Seen
含まれているテーマが多くて流れが悪い★。雑誌の記事を集めたのかもしれない。それぞれのテーマはとても面白いのだが★★★★★。著者はランナー雑誌のライターで自らも走る。
1) サンダルを履いた驚異の長距離ランナーであるメキシコのタラフマラ族のところへ米国のウルトラマラソン・ランナーを連れて行ってレースをする話★★★★。この時間軸で本が書かれているため読みにくくなっているきらいあり。
2) メキシコに住むことになった米国人の元格闘家でウルトラマラソン・ランナーになったCaballo=Michael R. Hickman=Micah Trueの半生。これが最終章にあるので読後感が引っ張られる。壮絶な人生だが本の話題としては★★。
3) 【25章など】72年からのランニングシューズがクッション機能がついたがために年60%もの足の故障を引き起こしているという話★★★★★。ナイキは「裸足に回帰」する靴を出し始めたというしランナーにとってはここが一番関心があるところだろう。スイスのBernard Martiの「高い靴を履いたランナーは怪我の率が二倍になる」という論文もすごい。
4) 【28章】ホモサピエンスは無毛で放熱が良くなり、直立して走るフォームと呼吸が独立になり、後頚の筋が発達したことで頭が重くなってもかえってこれを錘として走るのに適した動物になったという話★★★★★。Louis Liebenbergがアフリカで獲物が疲れるまで追いかける猟を実際に4回体験した話はすごい(日本には残っていないのだろうか?)。
5) 米国のウルトラマラソンの現状(50マイル以上のレース多数あり、灼熱レースもある)。マラソンのピークは27歳で64歳でも19歳と同じ、食べるべき物の話、などウルトラマラソンの話★★★★★。小出監督の名前も出てくる。
6) 著者自身の長距離走訓練の話★。
赤い薔薇ソースの伝説【字幕版】 [VHS]
愛する人とは一緒にいられない。理不尽な因習により彼女は愛する人と一緒になることはできず、彼女の母が死ぬまでその世話をしなければなりません。そして、その彼は愛する彼女の近くにいるために彼女の実姉と結婚することに決めました。でも、近くにいるのに近くによる事さえできない。そんな主人公のティタが作る料理は、時にその料理を食べる人々に悲しみの涙を流させたり、エロティックな気分にさせたりします。
どこまでも編み続けられる手編みの毛布や、マッチを食べる事によって起こる自然発火など、ファンタスティックなお話しですが決して現実離れし過ぎずストーリーに溶け込めると思います。本当に切なくて、でもとてもロマンティック。映像もとても美しいです。ただタイトルがちょっと・・・。日本語のタイトルをみてびっくりしました。原題のまま”Como Agua para Chocolate"の方が雰囲気に合うと思います。
感受性の豊かな若い女性向けの映画かもしれません。
Miho (タレント・映画写真集)
美保ちゃんファン、男性も魅了されると思いますが、オシャレ必読書として女の子ファンにも参考になると思いました。わたしの知る限りで、ショートカットこれだけ似合うモデルさんはいないし、またベビーフェイスで28歳にみえず、同性から見ても可愛いと思いました。
あえていわせていただくなら、メキシコでのフォトをもっと見たかったのと、読みごたえもあるので、ページを右から左にめくりながら読むのは慣れるまで、ちょっと大変だったかな?今度は、本格的な大型本の多面的な美保ちゃんの写真集を見てみたいです。
「マルちゃん」はなぜメキシコの国民食になったのか? 世界で売れる商品の異文化対応力
あとがきでも触れられているが本書のCHAPTER1から3迄は日経ビジネスオンラインに掲載された内容のまとめで、CHAPTER4は新たに書き下ろしたものとのこと。
日経ビジネスオンラインは良く読んでいるがこの安西 洋之、中林 鉄太郎の両氏の連載はノーマークだった。
確かに日経ビジネスオンラインを読み返してみると連載されていたしCHAPTER3までは確かにその連載のまとめといった内容。
連載のまとめなので比較的コマ切れで通勤電車の中では読みやすかった。
CHAPTER3までが事例に基づいた「ロカリゼーション論」の導入で、インタビュー等で具体性を出している分興味深く読むことができた。
CHAPTER4はそのまとめを図解と共に行った内容だけれど、少々強引に著作をまとめにかかっている印象がした。
(実際、ポストイットを貼りつけた数はCHAPTER4が一番少なかった。)
全体としては軽いビジネス読み物になっていると思う。またCHAPTER3迄の事例も面白く読むことができ、示唆に富んでいると思う。
私自身、仕事上このローカリゼーションや書中に出てくる「パーソナリゼーション」に悩まされることが少なくないので、こういった本書のような見方は参考になる。
一方で最後のまとめが少々抽象的なのに強引な感じがするのでその分差し引いて評価は☆4にしたいと思う。