真実の行方 [DVD]
久しぶりにじっくりと観たが、やはり第一級のサスペンス劇である。前半に流れるDulce Pontesの哀切のファド・・・このほの暗さが全編を支配しつつ最後の大ドンデン返しに突っ走って行く。E・ノートンの実質的なデビュー作であるが、彼の演技の素晴らしさ無くしてはこの映画は成立しなかったであろう。彼の演技に身を委ねて、思いっきり騙されてみたい。惜しむらくはラスト。語らせすぎのように思うのだが如何だろうか。カメラが帰る R・ギアの背中を追って行く。最後の言葉に疑問を感じた彼がハッとした表情で振り返る。その顔をカメラがアップで捕らえて静止する。そこに哀切のファドがフルボリュームでかぶさるように流れる・・・。余韻が増すように思うのだが如何でしょうか?
Primal Fear [VHS] [Import]
E・ノートンの狂気を含んだ演技と存在感、対照的にR・ギアの抑えた演技が印象的で、内容的にも欲と権力が絡んだ人間模様にも見応えがある作品で法廷以外でのサスペンスも見ものでした。ただ、低価格版が色々ある中、同じ内容で再び高価で再発売はいかがなものかとは思いました。
真実の行方【字幕版】 [VHS]
他の方のレビューで知りました。
エドワード・ノートンのデビュー作なんですね。
DVDがなく、TSUTAYAがスタンプカードだった頃に、
店内で本作のパッケージ裏を見て、
“面白そう”と感じたことを強烈に覚えている映画です。
当時は、ラストに驚きました。
ストーリーに、ということもありますが、
本作はやはり、エドワード・ノートンでしょう。
アカデミー賞助演男優賞ノミネート、納得の演技です。
残念ながら同年には『ザ・エージェント』の
キューバがいたので仕方ありませんが、
受賞してもよいくらいの、素晴らしい演技を披露しています。
しかもデビュー作とは・・・。
『ファイト・クラブ』や『アメリカン・ヒストリーX』などでも、
高い演技力を披露していますが、
個人的には『ラウンダーズ』での演技も印象深いです。
非常に個人的な見解ですが、
彼の演技は、映画の世界観に説得力を与える力があるような。
デビュー作である本作では、その片鱗が十分にうかがえます。
現在はDVD化されていますので、映画ファンならずとも、
彼の演技を見るだけでも、一見の価値のある作品と思います。
16.6(ビフォー・ザ・デヴィル・ノウズ・ユー・アー・デッド)
初期Gamma Rayファンの自分にとってはたまらないです。
ラルフの歌声が実にいい仕上がりになっていると思います!
期待を裏切らない新作に堂々の星5つです!!