ピアノ名曲110選(A)
ピアノを弾いているなら、この名曲数のうち何曲かは皆さん今まで弾いてきた経験があると思います。ですが、そのお手本となるCDを聴いたことはありますか?何となく自己流の弾き方で「弾ける」と満足してしまってはいませんか?
私はこの楽譜とCDを買って、自分の表現力の浅さに愕然としました。
今まで私が弾いていたのは、ただの楽譜でした。
ぜーんぜん、CDのほうが迫力があり繊細で表現力に幅がありました。
楽譜を見て一応どれもすぐに弾けることは弾けるのですが、CD並みに完成度を高めて弾くとなると、何箇所か訂正すべき箇所があったり、本来のスピードなら指が回っていないところがあるなど、問題点がいくつも浮上してきました。
この楽譜をじっくり完成度を高めて一曲一曲弾いたところ、本来の私のレベルの曲を弾いたとき、随分音に違いが出ていました。指が回るし何より表現力が大幅に上がっていたのです。
この楽譜は名曲ぞろいなので弾いていて夢中になれますし、結果知らず知らずのうちにかなりレベルアップをしていることに気づきます。
もちろん普通のつまんない指の練習も大切ですが、ハノンとかハノンとかハノンとか。
独学の人も、先生に習っている人も、ピアノを楽しんで弾きたい!と思うのであれば、
この楽譜は超超お勧めです。
ただ、楽譜自体はかなり簡単なので(ブルグ前後レベル)明らかにレベル違いの人は注意です。
100曲クラシック=ベストが10枚3000円=
名曲の数々を全集にしていますが、大変選曲、演奏、音質が良く購入して十分満足できるCDです。演奏家は一般的にはあまり有名でない人もいますが、演奏は大変すばらしいもので音楽を十分楽しめます。
お勧めの全集です。
ピアノピースー002 エリーゼのために/ベートーベン
この曲が弾ければ初級卒業、という目安の曲、といった位置づけでしょうか。
ピアノピース難易度はB(初級上)です。
難しくない割に演奏効果の高い曲です。
有名すぎる曲ですし、この曲に憧れてピアノを始めた人、この曲を目標にしていた人など、思い入れのある人も多いことでしょう。
第一中間部が一番の難所なので、ここに一番時間をかけて練習し、しっかり弾けるようにすることが大事でしょう。
第二中間部の半音階下降も、しばしば出てくるパターンなので、きちんとマスターしておけば後々役に立ちます。
ところで後半部の半音階のところの最高音E7(e4)は、この曲が作曲された時代(1810年頃)のピアノで弾けたのでしょうか。
原典版等にも、何の注意書きもないのですが、E7の音はベートーヴェン最晩年のピアノでも、一部の楽器でしか出せませんでした。
(第20番までの「月光」「テンペスト」などを含む前期ピアノソナタの最高音は、全てF6(f3)まで。ワルトシュタイン、熱情のころやっとC7(c4)まで。ハンマークラヴィーアでは、イギリスのピアノの最高音C7にあわせて修正している記載もある)
テレーゼだかエリーゼだかに捧げる曲に、なぜこんな音域で書いたのか、不思議です。
(捧げた相手のピアノで、この音域を使えるとは限らない)
しかし、この点について言及した文献を見たことがありません。
エレファント デラックス版 [DVD]
美しくて悲しくなるほどの映像を見ながら、ひたすらいろんなことを考えていました。映画に登場する高校生や、高校という場所のこと。それから、自分のこと、自分の高校のこと。何故2人があんな事件を起こしたのか、という私なりの答えは正直見つからなかったけれど、高校とはある人にとっては楽しい所で、ある人にとっては地獄のような所だという事実が悲しかった。あと2年間通う高校に希望も何も沸かなくなりそうでした。それでもこの映画が嫌いになれないのは、これが高校という所の真実だと思うから。
最後の空の映像は私たちが今歩いている世界を象徴しているような気がしました。
ぜひ、私と同じたくさんの高校生に見て欲しいです。