ボウリング・フォー・コロンバイン [DVD]
銃乱射事件に端を発して作られたドキュメンタリー映画。
何故銃がなくならないのかという疑問から発した問題は様々な方向へと
展開してゆく内容はとても意義深かった。
銃が入手し易いから銃犯罪が起こるのではなく、銃を持つ国民に問題があるから
犯罪が起こるとするムーア氏の指摘は正しいと思う。
アメリカは国家的に様々な点で未熟であり、そんな国民が銃を自由に購入できることは非常に危険である。
チャールストン・ヘストン氏が最後に登場するが、彼全てがアメリカ社会を象徴するものであり
若かりし頃の彼とその頃のアメリカ・年老いた彼と現在のアメリカ、いずれもその象徴としての
対象となりうることは何とも皮肉である。
ボウリング・フォー・コロンバイン マイケル・ムーア アポなしBOX [DVD]
でも消費者運動には余り興味なさそうだな、さて
ボーリング・フォー・コロンバイン ヒステリック。全米ライフル協会の会長が可哀想になってくる。そういう意味で失敗作。見所は、カナダ人が家に鍵掛けてないところ。後は、アメリカ史外伝アニメ。インディアン追っ払って偉大な国建設した、とか日本風に言うと、自虐史観が展開されております。アメリカにもこういう事言う人いたのねって感じだが、クドイ(長い)のでバランス感覚欠いたヤバイ人?とも思わせます。★3。ヒステリック・ブルー。春になったらマイケル・ムーア。
ザ・ビック・ワン タイトルはUSAに変わる新しい国名の提案。国歌の変更も提案してます。変更案は、クイーンのロック。そういう与太話をする中で、イギリスを小馬鹿にしています「なにがグレートブリテンだ、小さい島の癖して、こっちはでかいぞ、国名をビックワンにしよう、ワハハ」てな感じ。こんな調子に乗りつつ、全米の大企業本社に乗り込み、表彰状を配ります、勿論リストラ大賞とか、そんな賞状。アメリカって各州に本社が散らばってるのね…だから全国講演しながら、本社直撃も出来る。
最後は、ナイキだ。意外だったのはインドネシアの児童労働をムーアが気にかけていた事。内向きの人だと思ってからね。ナイキ会長の言い分は辛かったけどさ。外国にも少しは興味有るなら来日して欲しいね。愛知万博とか…面白そうじゃん…★7つ
平均して★5つだ。ザ・ビック・ワンだけ買えないのが痛い。
ボウリング・フォー・コロンバイン【日本語吹替版】 [VHS]
ドキュメンタリーとはいえ、そこには構成等の演出が必ず出てくるのですが、やはり生の人間の言葉は、脚本のそれとは雲泥の差のリアリティーを持って迫ってきます。
ただ面倒なだけの政治的な話は置いて、一市民のスタンスからアメリカの銃社会に対する「何かがおかしい」という疑問を追及しようとしているので分かり易く、共感もし易いかと。
アメリカの抱える病理を浮き彫りにした(答えは多分、当分見つからない)作品ですが、アメリカだけの問題じゃない点も多く見受けられ、考えさせられる人も多いのではないでしょうか。
決して暗いだけのドキュメンタリーではないのに、見終わった後に襲ってくる悲しみは一体……。
字幕が読めない人は、こちらをどうぞ。
ボウリング・フォー・コロンバイン【字幕版】 [VHS]
笑えるドキュメンタリーかと思っていた。マイケル・ムーアの風貌だけから、勝手にそう思いこんでいた。
もちろん笑えるシーンもある。だけど、この作品のベクトルは、「笑わせることによる時間つぶし」とまったく違っていた。
ほんとうに申し訳ない。三十分くらいしてから、ずっと泣いていた。別に悲しくて泣いたわけじゃない。痛くて泣いたのでもない。
不条理さに泣いただけだ。
痛みを感じ、恐怖におびえ、死んでしまった人たちの死体を、私はカメラを通して、時間を超えて見ているという、その状況の異常さに、泣かされた。
銃も武器も要らないと思うと同時に「家族を守るために、銃が必要だ」という言葉も理解できる。そんな自分の曖昧さに泣いた。
マイケル・ムーアの半分でも、自分に勇気が!あればと思った。
大丈夫か、アメリカはとも思った。
Kマート(大企業)も迅速に決定できることに驚いた。
こんな映画にオスカーを与えたという事実に、アメリカに対する希望をみてとってもいいと思うのは間違えているだろうか。
間違っているんだろう、たぶん。このドキュメンタリーをみれば、そう思わざるをえない。
勇気ある教育者は、このビデオを生徒たちに見せて欲しい。読み、書き、そろばんと同じくらい大切なことを、このビデオは教えてくれる。