THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY ダイジェスト(インストゥルメンタル編)
「民族音楽が好きだけど、どんなものがあるのか分からないので、ちょっとずつでいいから知りたい」
と言う方にお勧めです。
世界の様々な民族音楽が2枚組みで収録されています。
こちらはインストゥルメンタル編ということで同じダイジェストの「ヴォーカル編」もお勧め。
THE WORLD ROOTS MUSIC LIBRARY ダイジェスト(ヴォーカル編)
一曲2分前後で60曲。元が長い曲は時間に収めるためにフェードアウトで終わります。
一部地域が重なるので60カ国分とはいきませんが、音楽世界の広さ感じさせてくれます。
ダイジェストって?と思った方
ワールド・ルーツ・ミュージック・ライブラリシリーズのダイジェスト版と言う意味です。
元々各国の民族音楽をシリーズで発売していてその一部を切り取り、一堂に会したものです。
このダイジェスト版で欲しくなった曲は、シリーズを買えば全体の曲が手に入るといった次第です。
・・・確かに欲しくなります。
ストライクウィッチーズ―スオムスいらん子中隊がんばる (角川スニーカー文庫)
真面目な語り口でレビューするのが馬鹿馬鹿しくなるくらい、
読めば読むほど頭の悪くなりそうな(褒め言葉的な意味で)百合小説です。
最初の設定からしてその片鱗は垣間見えますが、やはり圧巻は1巻のラストの
怒涛の展開でしょう(笑)
正直、百合系のラノベは寸止めだったり、中途半端で結局男が絡んできたりしたりで
興ざめになることも多いのですので、この作品は百合要素があるかな?百合展開かな?
なんて半信半疑で読み進めることも少なくないのですが、1巻ラストを読めば、
間違いなくこの作品の方向性に確信を持てるでしょう(笑)
なお、2巻、3巻ではますますエスカレートしてゆきますので、百合好きの人には
安心してお勧めできる作品になっています。
ただ、ちょっと気になるところは、非常に男性的な目線と男性的な発想で書かれている、
というところでしょうか。同性愛に対して、性癖だとかシュミだとか、あるいは
「私はノーマル」みたいな発言が非常に多い点は少し残念でした。
まあ、主人公の女の子自体が世間知らずの普通の10代ですから、ある意味当たり前
かもしれません。
この小説、とにかく面白いから別にそんなこともどうでもいいっちゃあ
いいんですけど(笑)
彼女が消えた浜辺 [DVD]
解放的にはしゃぐ男女。喧嘩相手の男に向かって「あんたに乗ろうか」とまで言う女。現代のイラン。
人々はみんないい人だ。その明るさの中でも言えないこと。それが生み出す影。
男女のタブーは多かれ、少なかれ、どこの国にもある。それが無くなることがいいことだとも思わない。
明るさの中で独りで抱え込んだ選択。暴かれた気持ち。
これからはイラン映画の時代だ。
陰謀の天皇金貨(ヒロヒト・コイン)
これだけ、内容に惹き付けられ、入り込んでしまう本はなかなかないだろうと思う。
40代以上の人ならこの昭和天皇在位60年記念10万円金貨の偽造事件は記憶の隅に残っているのではないだろうか。そして突如としてこの偽造事件は知らないうちに闇に葬られ、殆どの国民に忘れ去られた怪な事件でした。実際に私も忘れていました。この本が発売される前に、月刊誌小説NONの連載から非常に興味を持ちながら読ませて頂き、単行本も一気に読ませていただいた。
主人公の笠貴章なる実在の主人公にも実際にお会いさせて頂いて、非常に温厚な素敵な方で、実際にこんなことが起こっていたのだと知れば知る程、この偽造事件がどうして、どうやって闇に葬られなければならなかったのかがこの本からヒントを得ることができると思う。やはりこの国は律令国家ゆえに起こるべくして起こった事件のようにも思う。この本は、政・官・学・報のズルズルした関係を非常にわかりやすく書いているし、これを読んでそれでもあなたは今のこの政・官・学・報、彼らの伝える情報を信じますかと深く問いたい。