デトロイト・メタル・シティ 9 (ジェッツコミックス)
デトロイト・メタル・シティは10巻で完結なんですね。
1〜9巻まで思い返してみるととても切ない気持です。
こんなにも笑わされ、大胆な下ネタを連呼していたマンガは他にはないと思います。
僕自身、このマンガで大きく勇気付けられたし、グッズや魔典も買いました。
根岸・クラウザーさんとももうすぐお別れです。
最後の勇姿を見届けたいです。
DMCありがとう。
フロム NY シティ~for the movie~
いかにも怪しげなミュージックにダジャレの羅列のラップ。
延々と執念深く続き「ぐわあああああ!!同じフレーズで気がくるううううう!!」
根岸くんの幼馴染木林くんこと鬼刃のラップ曲です。
もう怪しいとくだらないと執念の一言。
偽ニューヨーカー、成り上がりのラッパー鬼刃を一曲で見事に表現した名曲。
DMC関係のCDでは一番原作に近いかもしれない。
原作を知らない人でも完成度の高いラップミュージックですのでお勧めします。
デトロイト・メタル・シティ 10 (ジェッツコミックス)
ついに迎えた最終巻です。
根岸は自分のポップスの才能を確かめようと一人渡仏します。
そこでは全く相手にされません。せめてタマゴをぶつけられる方がマシというくらいに。
そこへ、社長が倒れたのでDMCは解散するとの知らせが。
この2つの事実に直面し、根岸は本気で考え抜いて、どっちが自分のやるべき音楽なのかを決断します。この考えたであろう過程は描かれていませんが、ゴッドを倒すために根岸がフランスで用意したモノを見れば、その真剣さもわかろうというものです。
そして、ゴッドとの対決のライブ。自分のやるべき音楽はデスメタルであるということを初めて認め、これからは自分が新しい伝説を作っていくと決めます。
私はこの作品を通じて、「自分の好きなことと向いていることは少し違うのだ」というメッセージを強く感じました。自分の好きなことが自分に向いているのかどうか、フランスにまで渡って見極めようとするのはなかなかできることではないように思います。向いていないという事実を知るのは怖いからです。
夢を追いかけている人は読むといい作品だと思いますよ。