二人
奥田美和子の消えそうでも芯のある強い声と、
柳美里の締め付ける様な言葉の数々がお互いに相乗効果を発揮して、
とてもじゃないけどBGMとして流していられる様なアルバムじゃない。
聴いていてこちらが痛くなってくるのはCoccoとこの奥田美和子ぐらい。
さらっと流せるような曲じゃないけど、それだけ聴き応えがあって
奥田美和子は柳美里の詞をただ歌ってるだけじゃないってことがひしひしと
伝わってくる気がした。
それにしても絶望的な歌詞でも奥田美和子の声が乗ると、
少しの希望が見え隠れするように感じるのは不思議だ。
とにかく凄いアルバム。
GOLDEN☆BEST 奥田美和子
「奥田美和子」という名前を見た時
何故2011年にこの名前が存在するのか驚いてしまったが
このアルバムは良い
2000年からずっと私や誰かの心の支えになっていた曲達にまた出会った
もう五年経ったが
もし願いが叶うなら柳美里との新しい作品をもう一度耳にしたかった