現役力 (PHP新書)
成功する人には共通する考え方があるように思います。
考え方もそうですが、とてもよく考えています。
サラリーマンの方でも部下を持つようになって、それまでの個人の力を発揮するだけではなく、部下の力を存分に発揮してもらうことで仕事をしていくという考え方の切り替えの時期があると思います。
その時にどういう考え方であれば自分を部下よりも少しリードできる立場で話すことができるのか、部下にどう接していけばいいのか、そのヒントになることも満載であるように感じました。
全ての組織を引っ張っていく方、人を育てていく方にお薦めです。
工藤公康 粗食は最強の体をつくる!―食事を変えれば、体が楽になる!強くなる!若くなる!
40歳を超えてなおジャイアンツで活躍する工藤選手。その工藤選手の活躍の原点となっているのが食事だったというのがこの本の内容です。
工藤選手は、プロになって間もない頃、暴飲暴食がたたり一時期は野球どころか命まで危ないというような状況になってしまったそうです。その後、彼が気をつけたのが食事。その食事の内容をよく調べてみると、世間で言われるところの「粗食」を実践しているということがわかったそうです。
実際に読んでみると、どれも思い当たる節が多い内容で、これはプロスポーツ選手だけではなく、自分のようなビジネスパーソンにも役に立つ内容だと思います。具体的な内容は実際に中身を読んでもらえばわかりますが、工藤家は夏に鍋料理を食べて夏バテを防ぐなどなど、「ほー」と思う内容も多くて、純粋に読み物としても面白いです。
粗食と言っても決して特別な食事を食べるわけでもないですし、粗末なものを食べるわけでもない。しかも、もちろんそれを毎日3食実践できれば理想ですが、まずは自分の出来る範囲で実践してみるということが大事なのかもしれません。