監獄学園(1) (ヤングマガジンコミックス)
ストーリー的には、共学になったばかりのお嬢様学校に女が多いだろうすぐに彼女ができるだろうといった理由で入学した五人の男達のうち一人がクラス一美人の女の子と仲良くなり、デートの約束をするも、他の四人にのせられ、なすがままに覗きを決行してしまい、それがバレ、五人揃って裏生徒会なるものに粛清され、校内にある懲罰棟に一ヶ月収監が決まるも、愛しの彼女とのデートのため脱獄を計画するといった感じ。 漫画の変態レベルは低いというか、そういった漫画じゃないですねこれは。典型的なちょいエロ、馬鹿、決められたテーマに沿って各キャラが奮闘する漫画です。全体的にコマが大きく、書き込みも少ないので、読み終わるのに三十分もかからないと思います。面白さはどうですかね。この手の漫画はノリが合うかどうかが全てなので、簡単に、サクッとエロくて、ちょっぴし倒錯的な女の子が出て来る馬鹿漫画を読みたい人には合うかもしれません。僕は手頃な感じが気に入ったので、二巻も買う予定です。
監獄学園(2) (ヤングマガジンコミックス)
無駄に絵が上手いのに内容はお馬鹿。
もちろんそれが良い方面に出ている怪作。
やや過剰なサービスシーンは正直いらない気もするけれど。
個人的に今回までで5人の男子の内、主人公とガクトくらいしかちゃんと
キャラが立ってないのが惜しいな、と。
もちろん今後一人ずつ描写されるのだろうけど、それでも置いてけぼりがかわいそう。
ただ、その分一番キモチ悪いガクトのナイスキャラが光ります。
関係ないですがよくこれ週刊で書けてるなあと素人ながら思います。。。
NEMESIS No.6 (KCデラックス)
3ケ月に一回のお楽しみ、シリウスの姉妹誌、ホラー、コメディ、サスペンス、ソフト・エロ、萌え4コマ、そして愚痴エッセイとジャンル分けが不可能な漫画誌です。
少しインモラルでホラー・サスペンス寄りの誌風に為って来ましたが、その一因である沙村広明氏の「ベア・ゲルダー」は氏の拷問嗜好が今回も炸裂しており、濃い新登場人物も含めて次回が楽しみでなりません。
平本アキラ氏がオールカラーのショート・エロ漫画で再登場。
ピンナップでは上記平本氏に加えホモンクルス氏が初お目見えです。
塩野干支郎次さんはテレストリアルクローズが終了したのかお休みなのか今回は四コマ「雑な学舎(まなびや)」が掲載。
今回も掲載が無くて残念な大越孝太郎氏が、なんと次号は巻頭カラーで連載開始との告知が有り一安心です。後はゴージャス宝田さんですね。
連載陣では木葉功一さん「ディザインド」で氏がスター・システムを発動、他誌で活躍中のキャラが登場してビックリ。
岡村星さん「誘爆発作」は主人公とサイコパスの噛みあわない会話が実にスリリングで、毎号引きが強く、実に次号が気に掛ります。
他も美少女描きの達人、CUVIEさん、佐野タカシさんが描くホラー・サスペンスすぎむらしんいちさんの童貞vs美女vsゾンビアクションギャグ、吉田蛇作さんのスカタン魔法使い物、西野マルタさんの近未来米国相撲漫画、押切蓮介さんのどうしてこの絵でこれだけ怖く切ない話が描けるのかが不思議な少女マタギ漫画、敵役が出てきて面白くなってきた×6sukeさんの「棺屋」、中山昌亮さん得意のショート・ホラー、様々な切り口の屈折したギャグ漫画陣、小川甘藍さん、友美イチロウさん、内々けやきさん、長沢克泰うどんさん、清野とおるさん、永瀬ようすけさん、そして本誌では一番異色な柳沢きみおさんの愚痴エッセイと実に盛り沢山です。
読み飛ばす作品が無い為、遅読の私は2日間かけて読む羽目になりますが、実に楽しみな漫画誌です。