セーラが町にやってきた
大都会にはありふれた物が、田舎町には無いと言う例は沢山あります。長年住んでいると、「無いものネダリ」「無いもの探し」に、堕落してしまうのが普通です。そして、できない事の言い訳にしてしまいます。
外からやって来た人、しばらく外に行っていた人の方が上手いのが、「アルもの探し」です。この意味で、台風娘と呼ばれるセーラさんには、うってつけの役回りです。
しかし、外からやってくれば誰でも出来る訳でもなく、粘り強いエネルギーと、伝統や魂に対する謙虚さを合わせ持つセーラさんだから可能になった事が沢山ありそうです。
この本からは、セーラさんの謙虚さまでは読み取れないのが残念です。先日、12月6日に、幸運にもセーラさんの講演会とその後の懇親会で、お話を聞かせて頂き、「謙虚さ」を、生で感じ取ることができました。
この本で紹介された実績を上げていながら、謙虚さに磨きがかかっているようにさえ感じました。セーラさんからは、一片の傲慢さも感じ取れませんでした。自分よりはるか上位にある存在(神?)が念頭にないと、こうは行かないでしょう。
これだけの実績を上げるには、強引で、身勝手とさえ思える程のリーダーシップで、人を引っ張って行ったのだろうと思うのが普通です。本を読む限り、そのようにも受け取れます。
しかし、実際に接してみると全然違っていました。セーラさんにあったのは、伝統や魂に込められた摂理に対する敬意と、やむにやまれぬ純粋な情熱なのではないかと思います。難しければ難しいほど燃え上がる情熱があり、伝統や魂に対する敬意があったからこそ、一見強引に見えるやり方でありながら、最終的には周囲の理解と協力が取り付けられたのではないでしょうか。
くれぐれも、表面的な事だけ見て、セーラさんの真似をしようなどとは、考えない方が良いと思います。
私達に出来るのは、セーラさんを鏡とし、自分の行動に、これだけの純粋な熱意が備わっているか、無いものネダリになっていないか、そして、傲慢さが忍び寄っていないかと、自問自答する事ではないでしょうか。
松本十二か月
NHKの「おひさま」を見ていて、安曇野、松本に興味を持っていたところ、この本を見つけました。中を見ると、きれいな写真と共に丁寧に四季を通して松本が語られています。著者の松本が大好きな気持ちが伝わり、読んでいるこちらまでほっこりとした気持ちになってきます。松本には忘れてしまったおだやかな暮らしが残っているような気がします。この本を持って、ゆっくりと松本を旅してみようと思います。
ことりっぷ 小布施・長野 野沢温泉・湯田中渋温泉 (ことりっぷ国内版)
長野県の小布施へ友達と旅行を計画。本屋に行って「ことりっぷ」のかわいい表紙につられてついつい手が伸びてしまいました。でも、一度はアマゾンでチェックしなくては!と早速家に帰りPCの前に…ありました!さすがアマゾン!そして、この旅行雑誌、かわいいのは表紙だけでなく、中身もとっても可愛く見やすくなっています。今ではすっかり小布施に旅行に行った気分になっています。本もすぐに届いて満足です。これから旅行のお友は「ことりっぷ」と決めました。