前へ!―東日本大震災と戦った無名戦士たちの記録
実に綿密な取材に基づいて書かれた本です。福島第一原発を前に、決死の覚悟の自衛隊・消防の緊迫した時間。震災直後の国交省東北地方整備局の現地判断による果敢な行動。すばらしい人たちに感動するとともに涙なくして読めません。読み終わったあと、黙って頭を下げる自分がいます。
宣戦布告 [DVD]
一隻の潜水艦が日本沿岸に座礁。その艦内にはミッションを受けた“北の工作員が”潜んでいた。工作員に対し自衛隊が動き交戦状態になるが、有事立法未整備のため彼らには攻撃許可がおりずにいた。紛糾する閣僚会議や議員をしりめに自衛隊員が工作員に次々と殺されていく。そこで、ようやく内閣総理大臣の諸橋(古谷一行)は攻撃(火器の使用)を許可するのであった。諸橋の苦渋の決断により、自衛隊は工作員を制圧した。しかし、解決するかにみえた事態は思わぬ方向に・・・。
専門家や職業軍人の方には退屈な作品かもしれないが、日本の有事をアバウトに描写した作品だ。肩の力をぬいてサックと観よう。
宣戦布告 [VHS]
お粗末な現代日本の国防意識を捉えた内容である。
いかに今の日本が危機感のないお粗末な国防意識であるか この作品は警告として日本人なら見ておくべきだと思う。たった数十名の侵略者だけで、もし原発や国会を狙われたら即時反撃できない日本は簡単に破壊・機能不全にされてしまうという現実の恐さを認識するべきである。
日本の陸上自衛隊人数を各県に割り当てると・・・・こんな数で国民を護らねばならないのです。
極秘捜査―政府・警察・自衛隊の「対オウム事件ファイル」 (文春文庫)
まるで小説を読むかのように、一気に読んでしまった。そして、空恐ろしい感覚に襲われた。
対オウム対策は本当に戦争だったんだということが、よりクリアに理解でき、自衛隊員や(お役所体質はあるものの)警察が国民を守ろうとしていることが実感できる。
本書と村上春樹の「アンダーグランド」「約束された場所で」を併読をおすすめする。
この3冊で1995年3月20日に「誰によって、何が、どこで、どのように、何の目的において行われたか」の概要が理解できる。凡百の解説書よりも役に立つはず。