ロケットガール 6 [DVD]
いよいよ最大のミッションは、思わぬ事に。
はらはらどきどきひたすら燃える展開の中にも、
宇宙開発の本質を博士のセリフでさりげなく表現するなど、
なかなか感心させられます。
今回だけではないですが、WOWOW放送時のものと比べると
かなりの部分で絵の修正が入っているようで、完成度は上がっています。
オマケとしてむっちり先生のかわいいポストカード付き。
また3分ほどのパイロット版も収録されていますが、
これがかなり違う絵なので興味深いと思います。
ふわふわの泉 (ファミ通文庫)
ここ数年で読んだ100冊あまりのSFの中でベスト3に入る傑作。
半分まで読んだところから、読み終わってしまうのが惜しくて、
少しづつ小出しに読んでは、残りページの厚みが減って行くのを
見ては溜息をついていました。
こんなにツボにハマッた小説に出会ったのはのは本当に久しぶり。
S-Fマガジン 2011年 08月号 [雑誌]
初音ミク特集ということで購入しました。
特集の内容は、ミク(またはボーカロイド)モチーフの短編3本、開発者その他へのインタビュー3本、評論数本。
短編はどれも面白かったので、少し感想を書きます。
山本弘「喪われた惑星の遺産」
3本中、最もSFらしいと感じた作品。理由は、話が宇宙的規模だから。
僕のようなオタクは、自分の好きなオタク的コンテンツの海外への広がりを耳にすると、嬉しいような、
気恥ずかしいような気持ちにさせられますが、この話はそれを宇宙規模でやってるという感じです。
面白いです。
泉和良「DIVAの揺らすカーテン」
全体にゆるくけだるい雰囲気が漂った青春小説のような趣です。
他の2本には劣りますが、甘酸っぱい雰囲気は出ていると思います。
野尻抱介「歌う潜水艦とピアピア動画」
3作品の中で一番専門用語や薀蓄が多いですが、特に細かい部分を理解しなくても問題なく読めます。
舞台設定は特殊ながらも途中までは何やら非常にありえそうな話で、引き込まれます。
オチにはあっと驚く(?)「ごほうび」が用意されてます。
これらの3作品、当然ながら初音ミクやボーカロイドが好きなほうが楽しめると思います。
逆に、特に好きではない人が読んだらどんな感想を抱くのか、興味があります。
3・11の未来――日本・SF・創造力
3・11の後、テレビで執拗に流された様々な悲惨な映像、炎に沈む気仙沼市、警報に続く津波、福島原発の水蒸気爆発、これらにデジャヴュを感じたSF魂の持ち主は少なくないはず。『ゴジラ』『火の鳥・未来編』、そして、『日本沈没』『復活の日』。僕等は最悪なシチュエーションを既に知っている。もしかしたら、それを乗り越える希望の原理も既に知っているかもしれない。小松左京、日本SFを愛する人すべてに。
ロケットガール 1 限定版 [DVD]
と、コメディタッチでテンポ良く描かれているアニメです。
内容は主人公の素人女子高生と、その妹の島の住民少女と、貧弱だけど秀才の主人公の後輩女子高生がわずか数ヶ月でNASAエリートパイロットと共存作業する領域まで一気に到達してしまう話しです。
現実では到底有り得えないことが出来るのがアニメです。
気楽に楽しんでくださいな。