他人暮らし (クイーンズコミックス)
全ての30代女子がこう、とは言いませんが、私が彼女たちと同じ年代なので非常に共感持てました。
この年代の女性って「結婚」「出産」「仕事」などでそれぞれの生き方、価値観が異なってくる年代だし。
「結婚してないと人生の負け組」って周りに無神経に言われるプレッシャーもさりげなく描いてましたしね(笑)
谷川先生お得意のオムニバスだけど一つにつながってる手法なので、感情移入しやすかったです。
純花の「好きとか嫌いとかって問題じゃなく、他人と暮らすと息が詰まることもある」気持ちもわかるし、
頼子の「このまま仕事人間でいいのだろうか」って思い悩む気持ちもわかるし、
サワの「結婚に打算を抱く」気持ちもわかるし(もちろん、新婚旅行にダンナの親・姉同伴なんてもってのほか!)
3人が一緒に暮らすことでそれぞれが前へ一歩ずつ進めるきっかけになったんじゃないかな。とも思います。
頼子がキリン君と両思いになるって所までいかなかったことも終わり方としては良かったと思うし。
子供がいたらこんな生活は気軽にできないけれども、いつまでもこうやって付き合える友達がいるってことは
うらやましくもあり、理想ですね〜。
泣ける話ではないですが、ふむふむわかるよ〜。と思いながら読ませていただきました。
読み切りの「秋雨」は微妙なので☆3つとさせて頂きます。
主人公も特に亡くなった同僚が好きだったって気持ちもハッキリしないし、だから感情移入もできない。
単なる同僚が亡くなって、夢枕に出て、あー、私のことが好きだったのね、で?って感じ。
最初っから亡くなっちゃうから、同僚と主人公の関係の「特別さ」もイマイチよくわからなかったし。
「積極」みたいなブワーっと迫ってくるものや泣けるような気持ちには全くならなかったです。
むしろ読後感がモヤモヤ。「稲妻と吐息」と一緒に買ったので「またオカルトチックな話か…」って冷めちゃいましたね。
東京マーブルチョコレート [Blu-ray]
作中に東京スカイツリーと東京タワーの両方が出てくるオリジナルビデオアニメーション。
ヒロイン・チヅルは東京スカイツリーの展望台のカフェの店員という設定。ストーリー中ではスカイツリーの内部も描かれているが設計に則したものかは不明である。
後半では東京タワー大展望台への階段も登場。
タワー好きにオススメ。
またキャラクターデザインには谷川史子を起用。ヒロイン・チヅルの声は水樹奈々が演じる。
谷川史子キャラが動いてしゃべる。なんと格闘シーンまであるという谷川ファン必見の作品である。
清々と 2巻 (ヤングキングコミックス)
【東京スカイツリー公認】東京スカイツリー (サイエンス・アイ ピクチャー・ブック)
くらしのいずみ (ヤングキングコミックス)
谷川先生の作品は、学生のころ「りぼん」で読んだ以来。
久々に見てあ、懐かしいという気持ちと、
ほんわかした感じの表紙がいいなあと思って手に取りました。
中身のお話も、ひとつひとつがじんわりと心に響いてくる、
粒ぞろいの短編集でした。
読み終わって、ただ「恋をしたい!」と感じるだけではなく、
こんな風に優しく思いあえる人と暮らしていきたい、
こうやって誰かを愛して、家族になりたいという思いが
じわ〜っと溢れてきました。
何度も何度も読み返しては、そのたびに違う台詞が沁みてきます。
ずっと手元に置いておきたい一冊です。
清々と 2巻 (ヤングキングコミックス)
綿菓子のような絵柄で1人の少女の目を通したお嬢様高校の日常を描く。
今回は主人公の中学生の弟、学園の警備員の男性の視点から見る少女たちも描かれます。
前巻はまだ1巻ということで、普通の男女の恋愛を描くのか、それとも少女同士の恋愛を描くのか
見えない部分・・・というか、作者自身が迷っている部分を感じた。
が、この巻でどうやら「百合の方向」には行かないと決めたらしい。
そもそも「女子高」が舞台なので、普通に考えたら「男は出てこない」し、
もしも登場させるとしたら結構「無理な設定をブチ込まなければならない」ところだと思う。
だから生徒と先生の恋は・・・・・実際にも十二分に有り得る?
女性はそもそも「年上の男性に憧れる傾向」が強いので、先生に対して恋心を抱くというのは自然とも取れる。
ただですね・・・それだと「従来作品」でもよくあった展開になってしまうのではないかとも思うのです。
志村貴子先生の「青い花」から百合要素を抜いたら「この作品」になる!
って紹介してしまってもいい感じになってきたかな。
ホッとしたような・・・・・・かなり残念なような・・・・・・・・・・。