ルネサンス時空の旅人『聖なる都アッシジ物語』 [DVD]
「ルネサンス時空の旅人」シリーズの1巻である。
タイトルは「聖なる都アッシジ物語」となっており、アッシジの町と教会を存分に紹介してくれるものと期待したが内容は少し異なる。
実際は「アッシジが育てたイタリア中世の画家ジョットーの生涯と作品」というべきであろう。そう思って見ていただければ内容は質実ともに充実している。
ただし、お値段は随分高いですね。損保ジャパンがスポンサーとなって日本テレビが制作放映したものであることを考慮するともっと入手しやすい価格設定にすべきではなかろうか。
世界ふれあい街歩き BOX 1 [DVD]
この番組のDVD化楽しみに購入しました。 内容は、大満足。 本当に自分で歩いてるような感覚でゆっくりその街の一日を楽しむことができます。 DVDの内容は非常にいいのですが、私のDVDプレイヤーの再生環境のせいか、TVのせいか、元ソースからのデコード時に無理をしてるのでしょうか? 画面にブロックノイズがでてしまって残念です。 画面の近くで見ない限りわかりませんが、放映の時みたいなクリアな感じが無くなってしまっています。 とはいえ、それに気がつくまで違和感があっただけなんですが。 内容は良いだけに次回BOXIIに期待ですね。
聖地アッシジの対話―聖フランチェスコと明恵上人
2003年10月26日、聖フランチェスコ大聖堂前のホテル・スバシオにて行われた文化庁長官であった故河合隼雄氏とヴァチカンの教育省の大司教であるヨゼフ・ピタウ氏の対談「今、宗教と平和について考える」。
宗教の壁を超えて中世の同時代を生きた聖フランチェスコと明恵上人の類似性'自然、女性、夢、奇蹟−に着目して、「世界中に異なった宗教を信じる人がいて、その人たちが平和に共存してゆくためにはどうすればいいのか」を探る。
自然と超自然の両立を、宗教間の対話と協力を、倫理の確立を求める河合氏とピタウ氏。そのキーワードは、祈り、許し、貧しさ・・・。
聖フランチェスコは世界的に有名であるが、明恵上人は、日本でもあまり知られていない。河合氏には「明恵 夢を生きる」という名著がある。
12世紀という戦争と改革の時代を生きながら、改革によらず、内面的変革を実現してきた二人の宗教人に今日的テーマの解決の糸口を見出した河合隼雄氏の洞察力がすばらしい。民族間の地域紛争が絶えず、宗教問題におけるテロリズムの報復が相次ぐ中で、「ゆるしあうということは、将来の世界平和を築くために本当に必要です。」というピタウ氏の言葉が心に残った。最後に河合準雄氏のご冥福をお祈りします。
ベスト・スピリチュアル100
中世やルネサンス時代からの選曲もあるのでマイナーすぎと思われるかもしれませんが
当時の代表曲ばかりですので捨て曲無し。「素晴らしい」の一言に尽きます。
私は毎晩寝る前に聴いてましたが、本当に心が洗われました。
純日本家屋の和室にコタツだろうが、目を瞑ればいいのです(笑)。
すぐにマリア像や天使の絵画が浮かんできます。
各社から溢れる程のベスト100シリーズが出ている中、
このカテゴリを取り上げてくれたのはEMIだけだと思います。
21世紀に、ここまで豊富な古い宗教曲が聴けるなんて奇跡に近い。
100曲の中から敢えてベスト1を選ばせて頂くと、
メンデルスゾーンの『谷川の流れに鹿が集うがごとく』でしょうか。
まさにギムナジウムに集う少年たちの静謐で繊細で透明な世界。
このCDをBGMに竹宮恵子さんや萩尾望都さんの作品を読むと泣けます。