相棒DS (初回生産:「名セリフステッカー」同梱)
プレイした正直な感想を言えば、
相棒のドラマをまんまゲームにしてみた、という感じでした。
タッチペンで部屋検証したり、聞き込みをしたり、場所を移動したり、
流れが決まっていて1本道、ゲームとしての幅や自由度はありません。
少し動きや音声や作業もあるノベルを読むような感覚。
実際、ゲームとは別に、相棒の放映ドラマの名作がノベルで別に少し入っておりますが、
内容ごとに背景や音楽が変わるのが非常にいいと思いました。
おまけのミニゲームは楽しめない訳じゃないけれど、自分はすぐ飽きてしまいました。
このゲームは相棒ファンならば買いだし嬉しい。
ただ、相棒ファンじゃない限り、ゲームとして楽しめるかは微妙。
創意工夫をあまり感じない、相棒をまんまゲームに取り込んだだけ、
ゲームにしただけという感。
正直ゲームとしても面白いように、
折角の推理物ならもっと楽しめる幅がほしかったと思います。
相棒DS(同梱特典無し)
他の方も書いてらっしゃいますが、難易度はかなり易しい作りになっています。 とにかく分岐がないのでサクサク進んでしまい、ちょっと物足りないかなぁ。 ミニゲームも簡単ですし、もう少しやり込み要素があったらよかったです。 ただノベルモードでは、相棒の人気作品をビジュアル・サウンドの演出つきで読めます。 とりあえず「ピルイーター」を読んでみたのですが、幾つかシーンがカットされてはいるものの、ドラマの雰囲気はそのままに読めたのでよかったです。
名探偵コナン最高の相棒(パートナー)
絵、ムービーは前作「3人の名探偵」同様。
なので、逆にファンとしては納得がいかない…。
もっと進化してほしいわけです。
まあ、PSではもうハード的に限界があると思いますので、
次回作はぜひPS2で…。(^_^;)
さらに今回のシナリオは、
バンダイから発注されたライターによるもの。
そのせいなのか、少々今までのものと雰囲気が違います…。
なんでわざわざ脚本家を、
他所から引っ張ってこなくちゃいけなかったのか…。
ファンとしては理解に苦しみます。
ちゃんと世界観を理解した上でこの脚本書いてるのか?と…
ミニゲームもホントにお子さま向け。
とはいうものの、ラストの電車を止める
ミニゲームの難度の高さはいったいなんなのか?!
(電車でGo!のようなもの、非常にプレイしずらい)
前作「3人の名推理」がなかなかの出来だっただけに、
正直、がっくりしてしまった作品でした。
私はコナンファンなので星3つですが、
ゲーム内容だけを評価すれば、2つが妥当な線です。(^_^;)
『相棒』10周年メモリアルBOOK 杉下右京10years (ぴあMOOK)
「製作者は亀山薫に対して愛がない」
一部知ったかぶりファンの、根拠も無ければ礼儀も無い的外れな批判である。いくら亀山卒業に納得できないからと言って「愛が無い」と非難するのは余りにも作り手に失礼だ。正直辟易してしまう。
この本でその批判が否定されてたのは何か嬉しかったです。
P.S. 僕のレビューを批判する方が居られます。批判すること自体は構わないのですが、内容が支離滅裂でお話になりません。
『思いは千差万別』『否定することこそ愚の骨頂』とか言いながら、僕の思いはバッサリ否定しているので、論理的に破綻しています。
文脈から察するに、僕を新規ファンだと決めつけて批判してるみたいですが、僕はシーズン2から観続けているので、十分古参の部類です。『支えてきたファン』の一人です。
僕の存在に辟易するのは勝手ですが、同じ理屈で自分自身の存在にも辟易して下さい。
相棒 劇場版II -警視庁占拠!特命係の一番長い夜- <通常版> [DVD]
※ネタバレ含みます。
相棒シリーズ10周年記念作品。
この手のTVシリーズの劇場版は日本人の悪癖とも言える
『折角の映画なのでスケールを広げよう』
として設定・脚本が破綻する事がよくあります。
前作の劇場版は新しい客層を獲得する為に和泉監督は自身が好きなモブ(群衆)シーンを取り入れたスペクタル作品にしました。
対して今作は全く真逆である相棒の十八番『警察内部もの』となっています。
前作がエンターテイメントを意識した作品なら
今作はテーマ性に特化した作品です。
その為、派手なアクションやコミカルな笑いを期待する人に不向きです。
ですが私はこの作品はマンネリ化しつつある邦画界の中では一際輝いている作品だと思います。
考えれば相棒作品は他のTVドラマには無い圧倒的な情報量と
徹底した設定や脚本で視聴者を魅了してきました。
その10周年記念作品ともなればスタッフの熱意は相当なものでしょう。
脚本に相棒の生みの親・輿水氏を起用した事により、相棒の持ち味である社会派エピソードをする事により、広げた風呂敷をちゃんと畳み込む内容となっております。
全く破綻しておりません。
そして何より重要なのが相棒ファンにとって大切なある人物の最期が描かれている事。
現在進行形のドラマでTVシリーズのレギュラーが退場する劇場版なんて聞いたことがありません。
そこにスタッフの『ただの劇場版のままで終わらしたくない』と言う熱意が感じられます。
また音楽もお馴染みの池さんが担当しています。
この映画は、最高のスタッフとキャストが集結した奇跡の作品です。
是非、一人でも多くの方に日本にこれほどの社会派刑事作品があったのだと知って貰いたいです。
自信を持ってお薦めします。
最後にこの映画のラストが中途半端に終わったと思う人も居たはずですが、私は素晴らしいタイミングで終わらした和泉監督に拍手を送りたいです。
最後まで描いていたら普通の映画になっていましたからね。
あの絶妙なタイミングでエンドロール突入の演出は神がかっています。
相棒ファンは勿論、初見の方も是非。
小野田官房長、大好きでした!!