ロマンシング サガ -ミンストレルソング- オリジナル・サウンドトラック
まずは三邪神戦の曲は偉大なるデス神(マテ)と戦わせていただく際に流れる『死への招待状』以外はイマイチ…
シェラハ戦『呼び醒まされた記憶』は、ループ部分の後半が完全にイトケン節からかけ離れている…一ゲーム中に使われるロック曲としては評価に値する曲ですが、正直イトケンの曲としてはいただけない。
元の曲の出た背景が背景なだけに、下手にアレンジせず、音質向上程度にとどめていて欲しかったのが本音(でもイントロ部分は好きだったりします)
『決戦!サルーイン』も正直な話、イントロ以外面影が無く、サルーインの曲と思うとやはりイマイチな側面が目立ってしまうのは、やはりイトケンファンのサガか…(しかし、ロマサガ3のラストバトルの面影を強く残している為、別な意味で名曲なあたり余計悶々と…)
全体的に非戦闘曲に秀逸なアレンジや新曲が多いだけに、(イトケン本人は苦手と仰られておりますが)バトル曲が人気のサガとして、バトル曲がサントラとして聞く際に微妙というのは正直…として辛いですが、星3つです
ロマンシング サ・ガ3 完全攻略編
フリーシナリオが魅力だったロマサガ3。
主人公も男女比4:4と性別を問わずに楽しめ、仲間の数も
かなりのもの(キャラによっては仲間にできない者もいた)。
それだけにどのイベントを優先的に起こしたり、どのダンジョンに
行けばいいのか…と迷う人もかなりいたはず。
その迷いを断ち切るための一冊と言えるだろう。
ロマンシング サ・ガ2
当時のRPGの中でも異彩を放っていたロマサガシリーズの2作目です。ロマンシング・サガに比べて、敵の強さが調節されているので多少簡単だとは思います。プレイヤーは皇帝を操作して世界各地を回り、帝国に協力してくれる仲間を探しながら、その昔世界を救ったと言われる七英雄を倒しつつ、帝国の領土を確保していくと言うシステムです。どの七英雄から倒そうが自由、どの領土から支配していこうがプレイヤーの意思次第です。いわゆるフリーシナリオシステムなのですが、RPG初心者には非常に厄介なシステムです。一度詰まってしまうと「行くところが多すぎてどこから行けばいいんだろう?」とか「どこに行ってもイベントが発生しない」とか「敵が強すぎて先に進めない」という事態に陥ってしまいます。また王位継承というロマサガ2にとって一番大事なシステムがあります。これは「特定のイベントを消化する」等すると何十年、もしくは何百年単位で時代が進み、次の皇帝を自分で選ぶというシステムです。ちなみに、このロマサガ2から後のサガシリーズに引き継がれるシステムが色々と登場しています。一つは「LP制によるキャラクターの消滅」です。一回気絶するとLPが1減り、0になるとそのキャラクターが消滅してしまいます。二つ目は「陣形」です。ロマサガ2では様々なクラスを皇帝にする事によって新たな戦闘陣形が編み出されていきます。陣形は敵より必ず先に行動できるものなど様々です。そして最後は、サガファンにはお馴染みの「ひらめき」です。これは戦闘中にキャラの頭の上にピコーンと豆電球が出て、新しい技をひらめくというものです。ロマサガシリーズはRPG初心者キラーなソフトですが(自分も当時は何度挫折しかけたことか・・・)、初めてクリアしたときの感動は忘れられませんよ。ホント、ロマサガシリーズは音楽もストーリーも素晴らしいのでPS2かなんかでリメイクしてほしい作品ですね。
ロマンシング・サ ガ3 オリジナル・サウンド・ヴァージョン
侮るなかれ、心を打つメロディーはここにある。
といっても今はもう新作のほうを聴いている方がほとんどだろうと思いまして、勝手に新旧イトケン比較をさせていただきたいと思います。
まず、新作は原作(このCD)を超える曲が続出するだろうと思って
いましたが、良い意味で期待を裏切られた感じです。どちらが良い悪いというのではなく、それぞれに違った魅力があるというか。しかし、新
作はあくまで“アレンジ版”であって、少々“イトケン的”でないような気がする。
このCDは音数が少ないからこそメロディー重視でかつ無駄がなく、それでいてイメージ性はきちんとある、そのシンプルさが美しい作品だ
と思う。曲が短いのもむしろ一枚を通じてテンポ良く聴けるようになっていると思う。
そういう意味でも、『クリスタルシティ』『宮殿のテーマ』『バトル1』『船旅』『騎士の誇り』なんかは、個人的にはこちらの方が好きで
ある。特に『バトル2』は、新作では中盤(後半?)のメロディーソロの部分が薄れてしまっていて、あまりいただけない。あの部分で『格好いい!』と思うのに。
逆に新作で良くなったと思うのは『ラストダンジョン』。かなり芸術的に仕上がっていると思う。雰囲気が良くて、断然良い。
あとは未使用トラックの『エスタミル』がなぜかとても魅力的で素敵。他にもエンディングのメロディー数珠つなぎが爽快。
とまあまだまだ語り尽くせないのですが、色んな意味で面白い作品だと思います。是非御一聴あれ。