DOWNTOWN 81 [DVD]
バスキア主演のノーウェイヴ一派やプラスチックス
が見れるストーリー的にはどうって事無いが、
貴重な映画。
ごみためのお姫様が、デボラ・ハリーの
お姫様になりハッピーエンド。
DNAアート・リンゼイは一見するとアブナイので
アブカッコイイと言わせて貰う。
SONGS 30th Anniversary Edition
リマスタリングによるバック・トラック、演奏の音質向上がめざましいですね。とくに、ファンのあいだで「LFデモ」と呼ばれている、「夏の終りに」、「パレード」、「SHOW」、「指切り」のデモ録音の音質向上がめざましい。今回のリマスタリングで、ぼくは最初から最後まで『ソングス』を聴けるようになりました。ナイアガラ・レーべルで言うと、『ナイアガラ・ムーン』の30周年記念盤で生じた飛躍的な音質向上が、今回の『ソングス』30周年記念盤でも大瀧詠一さんの敏腕によって実現している、と言ってもよいでしょう。
さて、前盤『ソングス』と本盤『ソングス』とのあいだでの収録曲の異同についてです。「LFデモ」は曲順が変更されているものの、曲目・曲数は同じです。また、前盤では「すてきなメロディー」、「愛は幻」、「今日はなんだか」のライヴ・ヴァージョンが収録されていました。でも、本盤ではカットされています。その代わりに本盤では、客席の雰囲気をほとんどミックスしていない「想い」、「いつも通り」のライヴ・ヴァージョンが収録。そのほか、本盤では、「ためいきばかり」、「SUGAR」のミックス・ヴァージョン、「DOWN TOWN」のカラオケが収録。
ブックレットは、メンバーと大瀧詠一のコメントを掲載。解説めいたことはすべて前盤のブックレットに譲ったかたちで、アルバム、曲解説というより回想・回顧・雑感の記述を趣旨とした簡素な編集になっています。そういう意味で、本盤のブックレットは、購入者が『ソングス』をリアルタイムで聴いたか、あるいは前盤の解説を読んでいるかであることしか想定していません。もうちょっと、本盤をはじめて買うかたがたにも、結成のいきさつ、「LFデモ」収録のいきさつなどについていろんなことを説明してあげてほしかったですね。
DOWN TOWN/ダウン タウン
舞台は1977年北海道の旭川市。主人公は、軽音楽部でピアノをやっている高校生の森省吾。
中学の2年先輩のユーミさんに誘われて狭くて小さな喫茶「ぶろっく」に通うようになった。
そこは何故だか年上の女性ばかりが集う場所で卒業までの2年間そこで知り合った人々との交流で、「大人になるってこと」を学ぶ。
旭川市生まれの著者が、仲間・家族といった人との繋がりの中から心の傷を癒したり、希望を見出そうとする人々を
包み込むような優しい感性で描きった青春小説です 。
喫茶店の由来が徐々に明らかになる謎解きの楽しみもあり、ホロッとさせられるシーンもあって読み終わって心が温かくなる物語です。
坂本真綾15周年記念ライブ“Gift” at 日本武道館 [Blu-ray]
初めてライブでの坂本真綾さんを見ました。最初のMCでも言っていましたが、1曲1曲をとても大切に歌っているのが伝わってきました。 透き通り伸びのある美しい声、可愛らしく心に響いてくるMC、スタッフの方々との一体感、変な言い方ですが歌をきちんと聴いている会場、どれを取っても素晴らしかったです。 もちろん全編そうなのですが、中でも0331medleyは本当必見です。 私は今までCDだけでしか彼女を知りませんでしたが、そういう方々に是非観て頂きたいです。こんなにも魅力的な女性だという事を、今まで以上に改めて実感するのではないでしょうか。
Down River
親友のDanny から助けを求める電話で、Adamが5年ぶりに還った故郷は、
かつて母を失い、殺人者の疑いをかけられ、愛した父からも信用を得られず、
追われるように捨てた土地だった。
事件を決して忘れない人々との気まずい再会の後、まもなく新たな事件が起き、
辛い思い出の上に新たな傷が刻まれていく…
とにかく、面白い。小気味よいテンポでストーリーが進み、ノンストップで読んでしまいます。
田舎町の独特のノスタルジックな描写だけでも読ませますが、
複雑な感情と立場を抱えた人々の人物造形も見事です。
最初の50ページを読んだ時点で、この作者の別の作品を注文したくなりました。