ポっぷ(初回限定盤)(DVD付)
阿部真央の魅力はなに?と聞かれたらまず第一に答えるべきは声色の多様さじゃなかろうか。
阿部真央というカテゴリーの中での声の変化、それが曲によって全然違う。
可愛いガーリーな声から、激しい曲で見せる狂気と真っ直ぐさの入り混じった声、バラードで見せる切ない声。
まだまだ歌詞に拙さが見える部分はあるが、歌唱力は若手ではトップクラスじゃなかろうか。
ポップなのにちょっとひねったメロディーも◎。
椎名林檎以来の衝撃。
ドラマCD 半分の月がのぼる空 VOL.2
前回のドラマCDでは夏目吾郎の越えてきた道でした(いや、まだ越えてないのかもしれません)。裕一がこれからいつか向かえることになる道です。
今回はそんな話の序章です、裕一と里香が出会う話、裕一が大切なモノを見つける話。
一巻のスタッフのコメントの中にこんな事が書いてありました
「事実は小説より奇なり」という言葉があります、ならば「小説は事実より真なり」という逆説も成るのではないか
と、あぁその通りだなと思いました。
この物語は「奇」ではありません、宇宙人も出てこないし裕一が凄い力を持っている訳でもないし里香の病気が完全に治ったりしません。
「真」です、バカな高校生が葛藤し、時に逃げ出し、迷い大人になっていくそんな話です。
原作がライトノベルという少しオタク的な媒体でなければもっと評価されていたのかもしれないと思います。
(これもドラマCDというあまり馴染みのない媒体ですし)
ですがこのドラマCDは原作をほぼ忠実に再現されていて尚かつBGMも話に合った曲でとても完成度が高いです。
是非聞いてもらいたいですね。
半分の月がのぼる空―looking up at the half‐moon (電撃文庫)
半分の月がのぼる空は、悲しい話なんだけど、重苦しい空気を感じさせない。
一人の少年がただ一人のいつ死ぬかわからない少女のために悩みながら何かをしようとする‥‥そんなやさしい小説です。
買っ得アニメ!オトナ買いキャンペーン!!『半分の月がのぼる空』DVD BOX(初回限定生産)
池松壮亮さんの演技、表情には 才能あふるる魅力があります・
感動しました。心震えました。思い切り泣きました。
その瞬間だけ 学生時代にタイムスリップ。
透明な作品という感じです。
ドラマCD 半分の月がのぼる空 VOL.1
半分の月がのぼる空4の『夏目吾郎の栄光と挫折』〜『僕たちの両手は』
半分の月がのぼる空7の『雨 fandango』前編から
夏目吾郎、小夜子夫妻のストーリーがピックアップされた今回の作品。
夏目、小夜子の話に絞ったことで、全体的に非常にまとまりのある、高純度の一枚に仕上がっています。
小夜子の声が某唯我独尊破天荒少女になってしまうのでは…という一部のファンの不安はどうも杞憂に終わったようです。
細やかな感情表現、ここぞというところの声色の塩梅、そして、絶妙なほにゃほにゃ感…うーん、平野 綾、恐るべし。
そんな小夜子にまったく劣ることなく、むしろそれ以上の名演技を見せてくれた吾郎役の小西 克幸。
やり場のない感情が爆発した夏目、直面した悲しみをこらえる夏目、そして小夜子との幸せな時間を過ごす夏目。
まさに『夏目吾郎』そのものだったのではないでしょうか。
それに、私としては『BGM』と『トラック名』にも注目してもらいたいと思います。
ストーリーの世界観にあった音楽。各トラックラストの話のない30秒前後の時間を、ここまで有意義に、気持ちよく過ごせるとは思いませんでした。
また、トラック名にも物語がたくさん詰まって、ジャケットを見ただけで心が震わされました。こんなの初めてでしたよ…
半月ファンのみならず、多くの方々に聞いていただきたいなぁと思える一枚でした。
今後の2枚にも大いに期待したいと思います。